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60年記念クラス会/錦織孜 写真:八鍬和夫

resize0075rs.jpg 私たちが東大を卒業したのは昭和28年(1953年 癸巳 ミズノト・ミ)であった。それから干支(エト)が一回りした今年、卒業60年記念クラス会を持った。
 卒業年次の昭和28年にこだわって日付は5月28日、場所は巣立った東大構内である。赤門を入ってすぐ右の学士会分館跡に建てられた伊藤国際学術研究センター2階のFaculty Club に集まった。定刻30分前にはほとんどの顔ぶれがそろい話が弾んでいた。
 正午にクラス会が開催となり、中西幹事から、「初めは1泊旅行を考えていたが、昨年暮れに幹事および在京有志が集まり協議した結果、なるべく多くの方が参加できるようにという趣旨で、泊りはやめにして本郷キャンパス内のレストランでのプランとしました。会員16名、ご夫人6名計22名(注1)と、多数の参加を頂き喜ばしい限りです。食事を楽しみながら歓談をし、解散後は校内を散策しましょう」との挨拶があり、皆の健康を祝して乾杯。
 (注1)出席者 乾、片岡、工藤夫妻、倉持、佐々木夫妻、高砂、垂井夫妻、塚本、
           中西夫妻、錦織、野沢、濱崎夫妻、三谷、物井夫妻、森島、八鍬
     過去7年間のクラス会出席者数(同窓会ブログ参照)
          平成年度 19 20 21 22 23 24 25
           出席数  21 26 19 16 19 21 22
          内夫人     3  5  3   2   2   4   6

 従来、5年目ごとの節目のクラス会では恩師の姿を拝しお話を頂戴していましたが、今年はご高齢のこともあり、お招きしませんでした。恩師に会えない寂しさはあったが、心の中では未だにご健在であり、授業中でのちょっと変わったやりとり、就職についての良いアドバイス、外国論文で助けてもらった話など、先生の前では遠慮して話すことができなかったことなど、意外な新しい師弟関係の発見もあった。

     今回は、それぞれ好きなテーブルに座ってお互いに話し合って旧交を温め、楽しい時間を過ごした。歓談風景を写真で紹介いたします。二時に工藤幹事の閉会の挨拶があり、来年5月28日に再会を約し解散となった。
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 ゆったり座って
 思い出話など

それぞれ写真をクリック
すれば拡大できます
 
有志で校内散策にでかけた。伊藤国際学術研究センターの伊藤さんとはだれだろうと話していたが入口の表示板でイトーヨーカ堂創始者の伊藤雅俊夫妻であることが分かった。鬱蒼とした林の中の石段道を下って三四郎池へでる。また上がって濱尾新総長像を見て安田講堂前にいく。工学部2号館まえで右折し元3号館へ向かう。なんと3号館がまだあるのではないか。一瞬そう見えたが、少し明るい色で昔の雰囲気を残しつつ新しい建物が建設中であったのだ。理学部1号館で小柴先生のノーベル賞受賞を心に刻み、ここで皆と別れ家路に向かった。
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60年記念クラス会の打ち合わせ<br /><br />  1泊旅行は取りやめ本郷で実施 / 錦織 孜<br />

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 中西幹事から60年記念クラス会の相談をしたいからとメールがあったのは11月23日であった。打ち合わせ予定日は12月16日午後1時から3時まで。幹事会を開くので有志も参加して相談をしようというものであった。
 当日は総選挙の日であったが、全員が期日前投票または早朝投票を終えて9人のメンバーが集まった。全国平均投票率59%の低さに比べて、全員が投票を終えており、歳はとっても国民の権利はきちんと行使してきた。

 定刻前には全員が代々木クラブに集まり、昼食を取りながらの会議となった。中西幹事が事前に用意した3つの案(伊香保温泉宿泊、箱根温泉宿泊、都内食事)を参考に検討に入った。 
参加者(*印は幹事) 工藤、*中西、*八鍬、高砂、塚本、野沢、三谷、物井、錦織 
  
 

 1泊旅行は6月の定例クラス会で提案され雰囲気としては伊香保温泉あたりが大勢を示していた。
しかし過去の宿泊付クラス会の実績では、50年会(豪華客船ぱしふぃっくびいなす号で東京湾回遊 2003年9月29-30日 岡村、宇都宮両先生ご夫妻招待)では 24名+夫人9名であったが、52年会(仙台秋保温泉宿泊ー平泉見学 2005年10月27-28日)では 13名+夫人4名と激減した。年と共に健康上の問題もあって宿泊旅行では不参加者が増えることを考えると、20名の参加の見込みが少なく、都内で実施する方が良いのではないかとの意見に傾いた。さらに東大構内にあった学士会館分館跡に新しい施設ができているという情報から、別の日に調査し、東大周辺散策も考えて、本郷で5月28日実施することになった。