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第14回S41年電気電子クラス会

第14回S41年電気電子クラス会は、小春日和にも恵まれ、銀杏黄葉が目に眩しい見ごろで出迎えてくれました。4年間のブランクを経て久し振りのリアル懇親会は、2023年11月27日、東京大学本郷構内工学系二号館内松本楼で4年前と同じ24名という多数の参加を得ました。

開会に先立ち、この4年間に訃報を受けた大川君、今田君、小林(純)君、片岡君の四君に弔意を表し黙祷を捧げました。また、本年秋の叙勲で瑞宝中綬章を受けられた福家君にお祝を申し上げました。会は、曽我部君の発声による乾杯で始め、賑やかな懇談へと移りました。しばしの後、近況報告に移りましたが、特に「生成AI」についても話を頂きました。

近況報告では、傘寿の齢でもあり、健康に関する話題が多く、様々な病気でのご苦労談がありました。ただ、その一方、病気、医者、薬知らず、更に成人健診無用という元気な話もあり個人差の拡がりを感じました。また、伴侶についても様々にご苦労な様子が伺えました。その証か、終活の取り組みや更に遺言作成を終えた方も複数おられました。勿論、健康話題以外について、仕事やボランティア活動を元気に継続している者、海外在住の家族訪問、秘湯巡り、楽器、俳句、登山、ゴルフ、テニス、農園(クリーン・グリーン)などの楽しみを継続している声も多くあり、元気づけられました。欠席者からの近況報告も多くあり、「出席しての報告」以上に内容豊富なものがあったのは、嬉しい事です。

個別テーマ「生成AI」についは、最初に渡辺(貞)君からガイドとなる話題を提供いただき、岡野原大輔氏(PFN CEO)が注目されていること、生成AIの基盤を支えるコンピュータ技術がスーパーコン技術とつながりがあり、半導体メーカNVIDIA(CEOファン)が台湾TSMCの最先端半導体技術と連携して生成AIにおいてもリードしているとの紹介がありました。皆さんからの「生成AI」談は、一部漫画本(ブラックジャック)制作への言及があった以外、主として検索サービス(チャットGPT)利用に関するものでした。現状、生成AIは未完成で信頼して利用はできないという意見が多かったと思います。特にハルシネーションと言われる「間違い回答」に多くの方から言及がありました。また、AI将棋も「相手を惑わす妙手」予想では、まだ人(藤井八冠)に及ばないという話もありました。今回は、生成AIのメリットへの言及は少なかったと思います。

生成AIは、一般化したばかりですが、殆どの方が興味を持っておられ、今回話題になった欠点も日進月歩で改良が続けられると思われます。老い行く我々も引き続き関心を持ちたいと思いますが、今回の個別テーマとしての情報交換が、そのような動機付けになれば幸いだと思いました。

会は、大いに盛り上がり、皆さんが話足りないという気持ちの中、定刻を少し過ぎることになりました。かくして、少々慌て気味に中里君による発声で一本〆とさせて頂きました。

文末になりますが、渡辺(貞)君には、限られた時間でしたが生成AIの紹介していただき感謝申し上げます。

久し振りのリアル会でしたが、元気な顔を見ることができ、充実した内容で楽しく過ごすことができました。

         

                                                                                                      IMG_0205 - コピー.JPG(田中記)