しばらくみんなで歓談した後、各自の近況報告がなされた。 憲法第九条を守る会で活動している人、五街道を制覇し、更に鎌倉街道を歩き続ける人、喉の手術後回復を見てゴルフを再開し元気なスコアをキープしている人、毎日の買い物とホームセンターで材料を探してあちこち家の改修・修理を楽しむ人、大学の客員研究員となってパソコンと格闘している人、退院後も頑張って100歳まで生きようと意気盛んな人はどなど。80代後半の人生を前向きにとらえているものが多い。出席メンバーには、満88歳が二人、数え年で88歳は私以外にもおる一方、来年の誕生日を迎えてもまだ満86歳(旧制中学4年終了で旧制高校1年で新制大学入学)も少なくとも二人手が上がった。全員が米寿を迎え終わるのは再来年以降のようだ。 3月10日の東京大空襲で10万人以上の犠牲者がでたが、4月に昭和天皇が視察をされた際、穴を掘って犠牲者を埋め、目に触れないようにした。もし天皇の目に入っていたなら戦争は原爆前に終わっていただろうと話が進んだ。まさに私たち年代は長くて暗い戦争時代を過ごしてきたことを改めて思い出した。
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