ご無沙汰しています。川上です。
多田さん,佐々木さんのお世話でブログの便益を受けることが出来るようになりました。いろんな機会に皆で活用しましょう。
私は電気系同窓会の監査を仰せつかり,
年一回の理事会に数回に一度の頻度で出席しています。同窓会の現状,端的にいえばあまり景気の良くない現状は,皆様に毎年届く「東京大学電気系同窓会報」に理事長の各先生が嘆いておられる通りです。今日は,同窓意識の低下,個人情報保護法などの逆風のもとで同窓会を再活性化すべく今後のあり方がどのように議論されているか,級友の皆様にお伝えしたいと思います。
(1) 電気系同窓会は1960年当時は「母集団」「定義域」がはっきりしていましたが現在は一口で説明できない,数回聞いても頭に入らない複雑な組織になっています。学科組織,大学院組織,情報科学関係の学際的組織,etcです。良いことでもあり同窓会からは難しいことでもあります。
(2) 同窓会も収支がバランスして始めて成り立ちます。同窓会名簿はいままで隔年に発行していました。その年には名簿を入手するため同窓会費を納めてくださる方が多く,会の財政は基本的に名簿発行に大いに依存していました。
(3) 例の個人情報保護法が同窓会を直撃しています。名簿に住所,勤務先などを記載するためには書面で本人の了承を得ることが前提となります。名簿を発行しても間いなくスカスカになると予想されます。名簿の発行は当分凍結されています。
(4) それに代わる機能をインターネットのホームページに担って貰おうという動きが同窓会の現役の幹事の先生の努力,1975卒の渡辺さんの努力でスタートしています(このホームページ,このブログ)。HPを維持する費用は名簿発行と比べものにならず軽くて済みます。リアルタイム性に優れていることももちろんです。
(5) 同窓会として収入は必要なので,有料広告を始めることも検討されています。
(6) そういう次第で,同窓会活動はインターネットに重点が移っていきます。私たち年代にとっては,少なくともかなりの数の人々には,インターネットは閾が高いですが,Eメールがやりとりできる以上のスキルを特に必要とせずにこのブログを利用できるはずなので大いに活用しましょう。
(7)別の話題です。若い人の「電気離れ」は堪えますね。私たちが出来ることは何でしょうか。 同窓会に伝えるべきご意見があればお知らせください。お取り次ぎします。
川上彰二郎