―付記―

 終わりに当たり大学当局・同同窓会に一言お願いしておきたい。それは電気工学科卒業生の活動状況・業績をもっと把握し、これに関する資料も充実し、関係者に開示して頂きたいということである。

 これは電気工学科の人材養成の歴史を示し、年代を超えた同窓生の親睦を図る上で役立つし、広く見れば今後の電気工学科を目指す人にも参考になると考える。我々も明治時代の卒業生であった小平浪平・野口 遵・渋沢元治、大正時代の仁科芳雄などの先達の活動を聞いて勇気づけられたものである。本資料はそのことを目指したものではないが、多少の参考にはなるであろうと期待している。

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