日本の博士がアメリカの博士に勝てない理由/加藤雄一郎
理工系の学問において博士号を取るにあたって、米国トップの大学院は日本のそれと比べるとはるかに魅力的である。理由は大きく三つある。 まず一つ目は、米国の一流大学院はすなわち世界一流であり、世界中から最も優秀な人たちが集まっ・・・・つづき
記>コラム:
理工系の学問において博士号を取るにあたって、米国トップの大学院は日本のそれと比べるとはるかに魅力的である。理由は大きく三つある。 まず一つ目は、米国の一流大学院はすなわち世界一流であり、世界中から最も優秀な人たちが集まっ・・・・つづき
研究開発の流れが大きく変わってきている。 長年の研究開発は、性能の向上を目指すものがほとんどであった。できるだけ情報量の少ない映像符号化方式の開発、より高速な通信技術の開発、より高速かつ低消費電力の半導体素子の開発など、・・・・つづき
区>キャンパス, 記>コラム (インフォームド・セキュリティ)
生産技術研究所のある駒場リサーチキャンパスでは、教養学部の学生を対象とした全学自由ゼミナールの一環として、大学1年生あるいは2年生が研究室で数ヶ月の間研究や演習を体験できるUROP(Undergraduate Resea・・・・つづき
ここのところ毎日の雨は、いかにも梅雨という季節を感じさせる。とはいえ、梅雨のうっとうしさは50年前に比べるとはるかに和らいでいるのは、さまざまな技術の進歩のおかげである。この稿も降りしきる雨をよそに、除湿した機密性の高い・・・・つづき
区>キャンパス, 記>コラム (アフォリズム, リヒテンベルク)
沿面放電は、気中放電に比べて進展しやすいため、絶縁上はそれを防ぐことが最大の課題となる。この沿面放電の計測と解析を学生時代より研究課題としてきた。沿面放電の研究の歴史は古く、1777年のゲッティンゲン大学教授のG.C.リ・・・・つづき
私は2008年現在、東京大学イアエステ委員会の委員長を拝命して2年になります。イアエステ(IAESTE)とは、科学技術系の学生の海外インターンシップを推進しているユネスコ傘下の国際団体です。ヨーロッパを中心に80カ国以上・・・・つづき
私は、今までITSの研究に携わってきた。ITSと言えば、カーナビでお世話になっている人も多いと思うが、一般の人が知らないうちに画像センサーなどの技術が道路に投入され、渋滞や事故のマネジメントに役立っている。政府は、一昨年・・・・つづき
外部資金プロジェクトが2件同時に終了してしまった。世の仕事は、アタマを使うか、カラダを使うか、カネを使うか、その3種類しかない。そこで今年は有閑ビンボー研究室を決め込む覚悟で久しぶりにクリンルームに入り、アタマとカラダを・・・・つづき
組織再編に伴い、3月に工学部12号館に引っ越しを行った。研究室の学生のほとんどにとっては、浅野地区は未知との遭遇だったようだが、私自身にとっては学生時代も含めると3度目の勝手知ったる場所であり、低層階なのでなかなか来ない・・・・つづき
エアトン先生のレリーフが工学部3号館2階にあった電気系図書室の閲覧室の壁に飾られていたのを懐かしく思い出す卒業生も多いかもしれない。2006年4月に電気系学科、専攻の本拠地が3号館から2号館に移る際、このエアトン先生のレ・・・・つづき