隅田川花火大会2002/大曲恒雄@クラス1955
記>級会消息 (2011年度, class1955, 消息)
Wikipediaによると、この花火大会は亨保17年(1732)に発生した大飢饉とコレラの死者を弔うため翌年の亨保18年5月28日(旧暦、1733/7/9)両国の川開きに花火を催したのが始まりとのこと。
当初は鍵屋が打ち上げを担当したが、1810年に鍵屋の分家の玉屋が創業して2業者体制となり双方が腕を競い合った。鍵屋と玉屋は異なる打ち上げ場所から交互に花火を打ち上げたので、観客は双方の花火が上がった所で良いと感じた業者の名を呼んだ。これが花火見物でお馴染みとなっている「たまやー」「かぎやー」の掛け声の由来と言われている。
両国川開きの花火は明治維新や第二次世界大戦などにより数度中断、更に1961~1977年の間は交通事情の悪化などの事情で中断されたが1978年に現在の名称で復活し毎年続けられている。
例年7月の最終土曜日の夕方行われるが、今年は大震災の影響で1ヶ月延期され8月27日(土)に予定されている。会場は二つに分かれており、第一会場が桜橋下流~言問橋上流、第二会場が駒形橋下流~厩橋上流。両方併せて2万発を超える花火が打ち上げられ、毎年百万人くらいの観客が見物に押しかける。
プログラムは毎年同じパターンのようで7部構成となっており、前半3つの花火ショー、次にコンクール、後半また3つの花火ショーが披露される。1つの花火ショーは1500~2000発の花火で構成されている。コンクールは両国ゆかりの花火業者7社と、全国花火大会などで優秀な成績を収めた3社の合計10社が花火の美しさと技を競う。
小生は友人のコネで、2001年から4年続けて第一会場の射点に近いビルの屋上に設営された招待席でこの花火大会を見る機会に恵まれた。勿論ワイコン(ワイドコンバージョンレンズ)を付けて撮影したが、それでも射点が近すぎて花火が画面に収まりきれなかったとか、花火の発火点を追いかけるのが大変だったとか、ぜいたくな悩みを幾つか経験した。
今回2002年のものについて再編集し、YouTubeに投稿したので紹介する。この年のプログラムは下記の通りで、いかにもお江戸の花火大会らしいタイトルが並んでいる。
(1)大花火開幕序曲
(2)夢咲き花壇
(3)納涼墨堤の賑わい
(4)コンクール 10組
(5)桜橋に集う妖艶美人
(6)花火宇宙絵巻
(7)百花繚乱隅田の花嵐
正味時間は1時間余りあるので(3)~(5)を省略、他も一部省略して編集し全体を約24分にまとめた。それでも少々長いが、ビールでも飲みながらゆったりした気分で(できればボリュームを少し上げて)花火ショーを楽しんでもらえれば幸いである。
2011年8月16日 記>級会消息
花火はやはりビデオですね。24分間ジックリ楽しませてもらいました。編集長の仕事で結構忙しいと思うのですが、よくこのようなビデオ編集ができるものだと感心しています。私は多摩川の花火は何度も見物しましたが、一度だけ隅田川の花火を見物したことを思い出しました。昔アナログ通信の開発、設計に従事していた頃、隅田川の近くの電話局に出張した時、「今晩は屋上で隅田川の花火が見物できるよ。」と言われ、仕事が終了した後、非番の保守員の方達と眺めることが出来ました。昔は厳しい残業の連続でしたが、出張した時はこんな楽しみもありました。
コメント by 大橋康隆 — 2011年8月17日 @ 20:07
楽しいビデオです。私のパソコンはエアコンの風が降りてくる良い席にあるので、先日の猛暑の夜はこのBlogで楽しんだ一人です。
グラスを用意して坐って24分全く長いと思いませんでした。花火と共に歓声や会話があるのも臨場感あって良いですね。贅沢申せばフイナーレ以外でも、会場周辺の雰囲気がもう少し入ると更に迫力が増したかーただこれは素人意見ですからご放念を。
私の住む横浜の南西部では、金沢八景の海岸が整備されてから8月下旬に花火大会があり、孫たちが小さな頃は毎年泊りに来て家内の用意したお弁当に私のBeerもバッグに入れて見に行って居ましたが、大きくなったら一切無くなりました。お蔭様でこのビデオを見ながら昔を思い出したところです。
コメント by 小林 — 2011年8月19日 @ 20:56
楽しんで頂けたようで作者として嬉しく思います。
長時間の花火ショーを退屈しないで楽しんでもらうためにはどうまとめたらいいか、いろいろ考えた末に①4部構成、②各部6分程度としましたが、「概ね良好」だったようですね。
この花火大会は毎年テレビ東京が独占実況生中継していて、今年も8/27(土)19:00から予定されています。出かけなくても花火鑑賞が出来るのは有り難いのですが、ゲストのおしゃべりが(それに勿論CMも)多く、少々ストレスが溜まるのはやむを得ないかも知れません。
コメント by 大曲 恒雄 — 2011年8月20日 @ 08:46