展覧会を楽しむ/斎藤嘉博@クラス1955
記>級会消息 (2019年度, class1955, 消息)
先月末上野の森、都美術館で新井さんとご一緒に大橋さんの絵が展示されている新構造展を観ました。
この会には絵画のほか写真、工芸などの作品も展示されています。昔はモノクロの写真を四つ切でプリントするのには暗室に赤い電灯をつけて大変な苦労が必要でしたが、いまでは全紙の写真が主流。でも絵は写真で撮ることのできない印象を形にすることができるのですから素晴らしい。例えば夢にみた風景なんて写真には撮ることができませんからネ。大変楽しい気分で会場をあとにして、この後、私は隣の東博に行き奈良四寺の仏像を拝観しました。ここでは室生寺の十一面観音立像(国宝)がすばらしい表情で迎えてくださり、豊かな一日を終えることができました。
先日、国分寺の小さな画廊で催されたH電子の同人展を拝見しました。絵を描く方々の集まりからの発想ですが、元の副社長I氏がお仲間に声をかけられて絵ばかりでなく、彫刻、書、工芸品など20人の方々の様々な作品の展示。I氏の描かれた「八ヶ岳、晩秋の夕暮れ」は以前何回かご一緒させていただいた八ヶ岳山麓でのゴルフの際に泊まったホテルからのなつかしい展望。会は大変よい雰囲気で、老人のひとり暮らしなどが報じられているなか、こうして仲間と一緒に楽しく作品の制作に凝っていらっしゃる方も沢山いるのですネエ。みているだけでも楽しくなってくるのです。
先日、国分寺の小さな画廊で催されたH電子の同人展を拝見しました。絵を描く方々の集まりからの発想ですが、元の副社長I氏がお仲間に声をかけられて絵ばかりでなく、彫刻、書、工芸品など20人の方々の様々な作品の展示。I氏の描かれた「八ヶ岳、晩秋の夕暮れ」は以前何回かご一緒させていただいた八ヶ岳山麓でのゴルフの際に泊まったホテルからのなつかしい展望。会は大変よい雰囲気で、老人のひとり暮らしなどが報じられているなか、こうして仲間と一緒に楽しく作品の制作に凝っていらっしゃる方も沢山いるのですネエ。みているだけでも楽しくなってくるのです。
これも先月のことでした。日本橋の三越で行なわれた池坊の展覧会。池坊は京都の六角堂(紫雲山頂法寺)で産まれた古来の華道。展示場には多くのお弟子さんたちが活けた、季節にふさわしい杜若の花などが多く、素敵な活花が立花と生花、正風体と新風体に分けて展示されていました。立花は木を山、草を水の流れと見立てて自然を表現したもの。会場は会の方達ご婦人で一杯。話も弾んで楽しそうな雰囲気でした。私には家元の立派な活花よりお弟子さんたちが活けられた可憐な姿のちいさい鉢が大変美しく見えたのでした。
高齢社会と言われ、一人暮らしの寂しさが報道される反面、多くの方はこうしてそれぞれに自分の手で仲間と一緒に楽しみを作っているのでしょう。
高齢社会と言われ、一人暮らしの寂しさが報道される反面、多くの方はこうしてそれぞれに自分の手で仲間と一緒に楽しみを作っているのでしょう。
2019年7月16日 記>級会消息
「都美術館にて」の写真にある大橋さんの絵「モスクへの道」には静寂な精神性が漂っていて心打たれました。絵の主題である「モスク」が宗教的建物であることを抜きにして、これが何であれ、それとは関係なく、この絵にはある種の透明な宗教性があると感じました。それは、きっと、年齢を重ねた大橋さんが到達した境地の反映でしょう。素晴らしい!
コメント by 武田充司 — 2019年7月15日 @ 22:23
6月27日に、僕も都美術館へ行き、大橋兄の「モスクへの道」を鑑賞してきました。そこで、バッタリ吉田進兄に遭いました。
コメント by 高橋郁雄 — 2019年7月16日 @ 05:51
斉藤兄には新構造展にお出で頂き、この度はクラスブログに紹介して頂き有難うございました。会場に行けない私ですが、新構造展にお出で頂いた諸兄に感謝しています。私は定年後、NEC同期入社のY.Sさんに誘われ油絵の仲間になりました。残念なことにY.Sさんは他界されましたが、油絵を描く環境を失っても、ペン画水彩を描き絵葉書を送ってくれました。最後まで絵画への情熱は続いたようです。
武田兄には、私の油絵に対し過分な評価を頂きましたが、未だ煩悩に悩まされ、澄み切った境地には程遠いようです。幼い頃のモノクロ写真を眺めると、自分もこんな時代があったのかと思いますが、再び戻ることは出来ないでしょう。武田兄のリトアニアのお話に刺激を受け2013年にバルト3国のツアーに参加したことを感謝しています。
コメント by 大橋康隆 — 2019年7月20日 @ 13:34