アムステルダムと周辺の旅/大橋康隆@クラス1955
記>級会消息 (2019年度, class1955, 消息)
2004年8月にベネルクス3国の旅行をした。8月12日に成田空港を12時45分に出発し、アムステルダムのスキポール空港に17時45分に到着した。
これまでスキポール空港には、海外出張で幾度かお世話になっていたが、定年後は初めてであり、懐かしい思いがした。空港からは、列車でアムステルダム中央駅に到着し、近くのホテルに宿泊した。今回の旅行では、ベネルクス・ツアー・レイルパスを日本で購入し、1ケ月間のうち5日間だけ乗り放題で長距離移動で有効に活用することが出来た。 | |
地図オランダ西部 |
8月13日朝9時30分に観光ツアー・バスに参加した。アムステルダム北方15kmにあるザーンセ・スカンス(Zaanse Schans)を訪れ風車や博物館を見学した。風車の外観を(写真1)に、その内部を(写真2)に示す。風車小屋では、マスタードやオイルを絞るが、更に製材にも使われる。ザーシ川沿いに4基の風車があるが、そのうち3基を(写真3)に示すが壮観であった。博物館は、物静かで美しい影を水面に浮かべていた。(写真4)
次にアムステルダムの東北にあり、アイセル湖(IJsselmeer)に面した漁港フォーレンダム(Volendam)をバスに30分乗車して訪れた。(写真5)昔訪れた頃に比べて、観光化が著しい。町の家並は、(写真6)のように立派になっていた。特にフォーレンダム博物館は素晴らしい。アイセル湖の名物、鰻の燻製を好奇心から食べてみたが、蛮勇は止めた方が良いと思った。若い頃、アムステルダムで立ち食いした新鮮な魚料理は旨かった。
フォーレンダムの見物を終えてから、マルケン・エクスプレスという観光船で約30分南東に進み、マルケン(Marken)島を訪れた。(写真7)古風な家を訪れると、年配の女性が案内してくれ、民族衣装の写真も撮影させてくれた。昔訪れた時は、母親の許可を得て、民族衣装の幼女の写真を撮影させてもらったが、現在では民族衣装を着た若い人達の姿は見当たらず、時代の変遷を痛感した。住民の住居も(写真8)に示すように優雅になっていた。
再びバスに45分乗車してアムステルダムに帰着したが、サマー・タイムなので明るさが残っていた。(日本との時差7時間)昔を思い出し、中央駅の近くの船着場から観光船に乗り込み、運河クルーズを楽しんだ。(写真9)家内は初めてだったので大変喜んだ。観光船の両側には、次々と絵になるような建物が現れる。最後に中央駅をじっくりと眺めると、実に堂々とした威風に圧倒されるが、多くの画家が油絵に描いている。東京駅のモデルになったとも聞いている。しかしアムステルダムは大都市で、全貌を探訪するには数日は必要だ。国立美術館などは、今回旅行の最終日に訪れることにした。
2019年4月1日 記>級会消息
ベネルックス3国へのお話、まず第一話を楽しく拝見しました。実は半世紀前の事ですが、西独(当時)のDusseldorfへよく出掛けて居た時期があります。長期の事もあり、予定が空いた時など近くに在るこれらの国にも行って見たいと思いました。全部でなくて一部でも良かった訳ですが、結局行けませんでした。又其の内にと思っている間に月日が過ぎて仕舞いました。
これと似たケースで私はミラノに1月近く居たのに、北イタリアの湖水には行けなかったことがあります。その時も大橋さんのレポートを拝見して楽しんだので、今度も続編を期待しています。そして何時もながら精緻な計画と予約に感心して居ます。
コメント by 小林 凱 — 2019年4月2日 @ 21:31