9月の花便り/高橋郁雄@クラス1955
記>級会消息 (2010年度, class1955, 消息)
猛暑のため、花の開花時期にも大いに影響が出ている。秋の彼岸頃には満開になる筈の彼岸花がチラホラと咲き始めた程度である。兎に角暑かった。そんな中で見つけた花の幾つかを紹介する。
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モミジアオイ(紅蜀葵)
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ハマカンゾウ(浜萱草)
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千日紅(千日草)
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左:モミジアオイ(紅蜀葵)(8月16日撮影、自宅近辺にて)
原産地=北アメリカ、(9/30,10/1)の誕生花、(花言葉=温和・穏やかさ・優しさ)
中:ハマカンゾウ(浜萱草)(8月29日撮影、熱海市と伊東市の境界辺で)
海岸の崖地や急傾斜地に生育するそうです。135号線の道路脇の山側の傾斜地で見つけました。カンゾウの古名は「忘れ草」、この花を身につけると嫌なこと、辛いことを忘れることが出来るとか…。(花言葉=憂いを忘れる・愛の忘却・はかない恋・悲しい思い出)
右:千日紅(千日草)(9月2日撮影、自宅近辺にて)
紅色が色褪せないことからこの名前に…。具体的には、乾燥させても千日(3年)以上色褪せないと言われる。百日紅(サルスベリ)も赤い花を咲かせ続けるが、それ以上だということのようだ…。(花言葉=終わりのない友情・変わらぬ愛・不朽) |
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シャムロックの花
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ランタナ
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日日草
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左:シャムロックの花(9月6日撮影、自宅近辺にて):花が少しピンボケですみません。
小さい花(1cmΦ)が咲く三つ葉の植物で、葉の色はエンジ色と緑色があり、写真はエンジ色ですが、緑色の葉はアイルランドの国花となっています。(花言葉=輝く心)
中:ランタナ(9月10日撮影、熱海市アカオハーブガーデン内にて)
花色が、咲き始めてから徐々に、淡黄色→橙→赤→ピンクと色が変わるので別名に(七変化)があります。(花言葉=厳格・協力・合意・心変わり・確かな計画性)。9月7日の誕生花。
右:日日草(9月10日撮影、小田原厚木道路の平塚PA内にて)
日毎に花が次々と咲き変わるように見えることから名付けられた…。千日紅、百日紅と対比していて面白い。アルカロイド系物質を含み、白血病に有効な、抗癌剤の原料とされている…。(花言葉=楽しい思い出・友情・楽しい追憶・ゆきずりの恋) |
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メドウセージ
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ヤママモモソウ
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ゴーヤの花
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左:メドウセージ(9月10日撮影、熱海市アカオハーブガーデン内にて)
サルビア属の一種で、蛇が口を開けたような形をした紫色の花。(花言葉=幸福な家庭・燃える思い)
中:ヤマモモソウ(9月10日撮影、熱海市アカオハーブガーデン内にて)
桃の花に似ていることから名前が付いたとか…。別名をハクチョウソウ(白蝶草)と言います。(花言葉=舞姫・清楚・負けず嫌い・我慢できない・繊細な心を傷つけない)
右:ゴーヤの花(9月14日撮影、自宅付近にて)
ゴーヤの苦味は「モモルデシン」という成分、ビタミンCやカリウム等のミネラルも豊富で血糖値や血圧を下げる、食欲増進、整腸、美白、ダイエットなどなど、健康効果が満載。(花言葉=強壮)。10月19日の誕生花。
写真は撮ったものの花の名前が判らないことが多い。9月20日に小石川植物園へ行き、「ハマカンゾウ」「ヤマモモソウ」の名前が判りましたので、今回掲載しました。 |
2010年10月1日 記>級会消息
今月も「花便り」を楽しませて頂き有難う御座います。私にとって珍しいのは、「ヤマモモソウ」です。ミソハギ科はサルスベリ(
crape myrtle)しか知らなかったのですが、こんな可憐な花があるとは驚きました。またの名をヒメミソハギと言うのだそうですが、ミソハギに似ていて小さいからでしょう。
田圃や湿地に自生する一年草だそうですが、高橋さんは良くこれを見つけ出したと敬意を表します。
野草の図鑑やネットで追いかけて調べるだけでも大変(楽しいけれど)なのに、あの暑さのなかでの取材と検証の努力に心からお礼を申し上げます。
コメント by 林 義昭 — 2010年10月1日 @ 21:51
林さんコメント有難うございました。11月10日の55年会も近づいてきました。その日に会えるのを楽しみにしています。
コメント by 高橋 郁雄 — 2010年10月5日 @ 20:49