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  • 2011年五月祭へ向けて(1)/クラス2012・2013

    学部三年・二年の学生により、2011年度五月祭(5/28, 29日開催)への取り組みが活発に行われています。活動を進めております電気系五月祭委員より、この場をお借してご報告させていだきます。

    私たちは、先輩方がいらっしゃった頃より続く五月祭の展示を継承し、さらに電気系学科発展のために、大規模な企画を行うべく準備を始めております。

    以前は人気のあった電気系学科でありますが、ここ数年苦境に立たされています。もっとも顕著に現れているのは、駒場から本郷への進学振り分けの点数が下落傾向にあることです。30年程前は進学するためには80点程度必要であったと伺っておりますが、現在では50点台に下がり、今年を含め年によっては(定員に達せず最低点がつかない)底割れになる危機的事態になっています。近年の五月祭展示の規模縮小も、苦しい現状の象徴的な例であるといえます。

    五月祭は来場者10万人を誇り、学術的な展示が多いことでも注目されています。私たちは、五月祭を電気系の苦しい現状を打破する絶好の機会と捉え、学内外の来場者に向けて魅力を広く発信したいと考えております。特に、進路選択を控えている駒場生に対しては、電気系学科で学ぶことのできる内容が、現代社会のさまざまな場所で重要かつ必須になっていること、そして優れた研究が将来に向けて必要不可欠であることを伝えたいと考えております。また、それらのための必要な知識、スキルを学べる場であることを強くアピールし、浸透させたいと考えております。

    そのために、電気系の力を集めて盛り上げることを目標に掲げ、五月祭を通して縦横の繋がりを深めることを目指しております。縦の繋がりとして、大規模な企画を運営するために先輩方のお力添えをいただきたいです。また、電気系分野のPRになることで、お役に立ちたいと考えております。

    検討中ではありますが、現時点で決定している今年の新企画をご紹介します。

    • 2号館全体を盛り上げる:安田講堂横という立地の良さを活かすべく、教室を関連団体・機械系の団体と共に活用し、大規模な企画を計画しております。
    • 研究室公開の開催:先生方のご協力をいただき、五月祭前日の27日に公式に、五月祭当日28、29日も学生有志により行うこととなりました。以前は一般の方や、駒場生が見学することは難しい日程でしたが、今年からより多くの方にご覧いただくことができるようになります。
    • 2号館前にて(予定)大型リニアモーターカーの展示:実際に人が乗れる大きさのリニアモーターカーを設置し、注目を集めます。
    • キャンパスを使ったクイズラリーの開催:広い範囲へのクイズの設置と、景品として電気・電子・情報に興味を持つ方が好むもの(パソコン周辺機器など)を中心に据えることで興味のある人に積極的に訴えかける機会を狙います。
    • 講演会の主催:各分野のエキスパートにお越しいただく事で、電気・電子・情報分野に興味のある客層の集客を狙います。
    • 全体的な広報の強化:例年手薄になりがちであった広報を強化し、HPの設置、高校でのビラ・ポスターなどの配布、2号館の装飾等も考えております。

    他、来場者に様々な形での体験を提供し、伝統ある電気系学科の魅力を十分伝えられるよう、企画を考案しております。当日(5/28・29)は同窓会の皆様が集まることのできるスペースもご用意する予定ですので、皆様のお越しを心よりお待ちしております。

    今後も活動内容を順次お伝えしますので、ご覧いただければ幸いです。

    4 Comments »
    1. 西田さん、クラス2012、2013のみなさん
       同窓会活性化WGでご一緒しているクラス1975の新谷です。
      今年の五月祭への取り組み紹介を拝見しました。ご苦労様です。
       私のクラスも、3年生、4年生の時の五月祭に、先生や大学院の研究室の方々に指導を頂きながら、10件位の研究展示をしました。前日の準備は徹夜になりましたが、技官の田宮さん(現東京理科大)の炊き出しおにぎりを食べながら頑張ったのが懐かしく思い出されます。
       卒業後今年で37年目になりますが、毎年ホームカミングデイやその他の理由をつけては公式、非公式のクラスメートの集まりが続いています。社会の様々なセクター、業界で活躍しているクラスメートから折に触れ生の声を聞くことができますが、そのルーツは皆で五月祭へ取組んだ体験だったと思っています。皆さんの五月祭の取り組みがそうした体験になるよう、応援をしたいと思います。

      コメント by 新谷 洋一 — 2011年1月30日 @ 12:30

    2.  クラス2012の西田です。WGではお世話になっております。
       徹夜で準備をされて、10件も研究展示をされていたというお話は当時の勢いを感じます。昨年の五月祭は、それほどの規模ではありませんでしたが、そこでできた繋がりは私にとっては貴重なものになっています。今年の五月祭の企画を盛り上げて、クラス2013にもそれを伝えたいですし、今年以降も五月祭の企画が記憶に残るような経験として続いてほしいです。
       今後ともご声援をよろしくお願いいたします。

      コメント by 西田 祐木 — 2011年2月2日 @ 20:13

    3. 五月祭に向けて準備をされている学生皆様、先生方ご苦労様です。
      学生当時を思い返せば五月祭の体験が他人へのプレゼンテーションの初めての経験だったなと思います。本当の雷が遠くに聞こえる中、雷実験をお見せしたことが懐かしく思い出されます。
      企画に力を入れ、いろいろな方に見に来ていただけるように頑張っていたくことも期待するところですが、ふと立ち寄った方、別の目的で会場に立ち寄った方々にも後まで覚えていただけるよう、当日のお客様への接し方でも頑張っていただきたいと思います。(相手がワガママなガキでもかっこいいお兄さんお姉さんを見せつけてあげてください。その中の何人かはきっと将来の後輩になることを信じて。)

      コメント by 奥村 徹 — 2011年2月28日 @ 00:14

    4. クラス2012(予定)の西田です。コメントをいただきありがとうございます。
      私自身も、昨年の五月祭一日目では30分の休憩以外はずっと可視光通信のデモを説明をしておりました。小学生から大人の方までいらっしゃったので、話す内容は毎度調整が必要でした。それでも、将来性をお話したことがよかったのだと思いますが、多くの方に「なるほど、面白い」と仰っていただけました。プレゼンテーションのとてもよい練習になったと、今でも忘れない記憶として残っております。
      その経験が物語るように、昨年経験をした学生を中心に、作る技術だけでなく、面白い・すごいと感じていただけるように見せる・話すことが大切だと今年もよく議論しております。
      今年は多くの学生が様々な場所でお客様に接することになりますが、その機会を通じてそれぞれにとって良い経験になればと考えています。その姿を見て電気系に興味を持つ後輩たちが出てくれたらとても嬉しいですし、それを目指してあと3ヶ月頑張ります。

      コメント by 西田 祐木 — 2011年3月1日 @ 12:54

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