新任のご挨拶/理事長 青木利晴
区>運営, 記>寄稿, 記>挨拶 (2012年度, 理事長)
新春を迎えお慶びと、そして新任のご挨拶を申し上げます。
このたび、はからずも東京大学電気系同窓会の理事長を仰せつかりました青木利晴でございます。前任の多田邦雄先生はじめ役員を務められました先生方や先輩方の同窓会へのご貢献を思い浮かべますと、身の引き締まる思いです。ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
私、昭和37年に電気工学科を卒業、42年に故猪瀬博先生のご指導の下、博士課程を出て現在のNTTに就職。研究開発と経営に携わりました。電子工学科が初めてできて、5名の卒業生を出した学年で、今年卒業50周年を迎えます。右肩上がりのそれなりに良き時代を過ごしてまいりました。
さて我々電気系の卒業生の同窓会が設立されたのは昭和32年、すでに55年の年月がたち、会員総数も9000名になろうとしています。電気系と一言で言っても、卒業して間もない方から80年以上経つ方々まで長い年月と、様々な職業や生き方のすべてを網羅した会であります。つまり各学年ごとのクラス会は盛んですが、この同窓会こそすべての学年を縦断する場を提供するものであり、同時にどのような立場の方でも会員すべてにとって有意義で、また同窓会へのご関心が深まるにつれ、その関心度合いに応えられる会でありたいと改めて感じております。
この視点から、とくにここ数年間先輩の役員評議員の方々をはじめ各クラスの幹事の皆様がご努力され、同窓会の活動が一段と活発になってまいりました。
前理事長の多田先生はじめ前任の役員の方々の敷かれた路線を引き継ぎ、この活動をさらに進めたいと思っています。たとえば昨年の東日本大震災は、政治や社会だけでなく、産業や学問研究にも大きな影響を与えています。会員のご関心の深い新しい企画や、現役の学生諸氏にもお役に立つような事業とその仕組み作りをさらに強化したいと考えております。皆様からの忌憚のないご意見を賜りたくよろしくお願いいたします。
最後になりましたが、私を含め新しく役員となられた方々への、皆様からのご指導とご支援を重ねてお願いいたしまして、ご挨拶といたします。