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  • ニュールンベルクと周辺の旅/大橋康隆@クラス1955

      1998年7月13日朝、ホーエンシュヴァンガウ村のホテルに近いバス停からフュッセン駅に向かった。早朝にも拘わらず多くの観光客が乗車したので驚いた。

      フュッセン駅を8時5分に出発し、北進してアウグスブルク駅に9時44分到着した。車中では向かい席で女子大学生がスペイン語の本を熱心に勉強しており、ドイツ人の勤勉さを再認識した。
     $00A0中央駅は市街の西端にあり、先ずは東北に1km位歩いて大聖堂(Dom)を訪れた。(写真1)高窓のステンドグラスは世界最古と言われた。
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    地図ドイツ南部
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    写真1大聖堂 写真2市庁舎 写真3ベルラッハの塔
      大聖堂から南へ400m位歩くと市庁舎(Rathaus)が現れた。(写真2) 市庁舎はドイツ・ルネッサンスの最高傑作と言われている。写真の左側にベルラッハ塔の一部が見えるが、その全景を(写真3)に示す。この塔に登ると市街の全景が見えると言われたが、残念ながら時間不足で諦めた。代わりに市街の美しい家並みの写真を撮影した。アウグスブルク駅を13時24分に出発し北々西に進みニュールンベルク駅に14時31分到着した。
     ニュールンベルク駅は旧市街の南にある。駅の北側のホテルにリュックを預け、ケーニッヒ通り(Konigstrasse)を北に500m位進み、ペグニッツ川を(Pegnitz)を渡ってハウプト広場(Hauptplatz)を訪れた。広場には聖母教会(Frauenkirche)が悠然と聳えていた。(写真4)教会の仕掛け時計は、正午に鳴り動き出すが、時既に遅しであった。近くに美しの泉(Schoner Brunnen)がある筈で、近傍の道を探し回ったが見つからない。散々尋ね回って、発見したらハウプト広場にあった。なんと19mもある八角形のピラミッド状の塔であった。(写真5)泉と言うから、もっと小さい噴水だと思い込んでいた。急いで北に500m位歩いてカイザーブルク城(Kaiserburug)を訪れた。中央に建つ見張り台から市街地を一望できる。(写真6)の左側にペグニッツ川が遥かに見える。
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    写真4聖母教会 写真5美しの泉 写真6市街全景
    $00A0  7月14日朝、R.U 教授夫妻がホテルを訪れ、車でエルランゲン大学(Universitat Erlangen)までお連れ下さった。U.R 教授は、1962年秋にシュトットガルト工科大学を訪問した際、案内頂いて以来クリスマス・カードを交換していたが、今回は家内が炭素薄膜の研究をしている自然科学学部物理学科を見学したいと希望したので、快く紹介して頂いた。先ず、物理学科での炭素薄膜研究の概況を説明頂き、次いで研究室の見学をした。研究設備の規模と光学的精密測定装置の精度に家内は感嘆していた。基礎研究を重視しているドイツの姿勢が伺える。大学訪問後R.U 教授夫妻は郊外の静かなレストランに案内され、昼食を共にして歓談した。奥様が「主人は日本を学会で訪問したことがあるが、私には日本は余りにも遠いです。しかし、ニュールンベルクには、多くの日本人が住んでおられ、日本文化に触れる機会は多いです。」と話されたのが印象的であった。昼食後、近くの静かな田園を散策して、(写真7)ホテルまで車で送って頂いた。
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    写真7田園風景 写真8聖霊院 写真9巨大噴水
      ホテルに帰着して、まだ夕方まで明るい時間があったので、ペグニッツ川の博物館橋(Museums brucke)まで行き、聖霊院(Heilig GeistSpital)を撮影した。(写真8)この眼鏡アーチは、当地の代表的景観で、写生をしている人達もいた。次いで南西に進み、町角で奇抜な巨大噴水(Ehekarusserll)を発見して、撮影した。(写真9)この場所は、インターネットで調べたら、地下鉄のヴァイザー・トゥルム駅(Weisser$00A0Turm)の出口近くの町角であることが判明した。背景のドームはエリザベス教会(Elisabethkirche)である。
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