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  • メルクからリンツへ/大橋康隆@クラス1955

     2000年8月3日午前は、小さなジュルンシュタインの町を再び散策した。
    昨日と同様に城壁跡の前には大勢の観光客がガイドさんの説明を熱心に

    聴いていた。(写真1)少し郊外に出ると葡萄畑があり、反対側から城壁跡が目に入り、遠くの丘にクエンリンガー城跡が見える。(写真2)ドナウ川から眺めた時より、遥かに遠く感じたので驚いたが、昨日苦労して登った価値が判った。10時50分に定期遊覧船に乗り、シュピッツに立ち寄りメルクへ向かった。13時15分にメルクに到着したが、メルクの近くで美しいシェーンビュール城が現れた。(写真3)
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    写真1城壁跡
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    写真2葡萄畑
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    写真3城
      メルクの船着場から壮大なメルク修道院の全貌が現れたが、すべてを撮影するのは難しい。(写真4)町に入ると修道院前部の尖塔しか見えない。早速ホテルにリュックを預けて、メルク修道院を訪れた。ここから見下ろすとメルクの美しい市街が一望できる。(写真5)(写真6)小さな町なので、半日あれば古風な街並みを堪能するには充分であった。(写真6)に見える教会も、地上からは街並みとうまく調和していた。夕方ホテルのテラスで夕食を宿泊客達と楽しんでいたら、急に雨が降り出し慌てて全員ホテルの食堂に移動した。
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    写真4メルク修道院
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    写真5メルク市街
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    写真6メルク市街
    $00A0  8月4日朝7時50分に列車に乗り、9時にリンツに到着したが、幸い雨は降っていなかった。リンツ駅は市街の南部にあるが、市電があるので観光には便利である。ホテルにリュックを預けて、市街北部にあるハウプト広場を訪れた。ここはドナウ川の南岸に接している。広場の中心には、三位一体の柱がある。(写真7)写真左側に旧大聖堂が見える。新大聖堂は、駅から広場に来る途中にあるが、ウイーンのシュテファン寺院に次いで、オーストリア第二の高さを誇る尖塔がある。大き過ぎて写真は空ばかりになってしまう。ハウプト広場の周囲には、市庁舎、州庁舎、教会、州立劇場など見応えのある建物が多くある。
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    写真7マルクト広場
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    写真8リンツ対岸
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    写真9ザンクト・ペルテン駅
      午後は、ドナウ川の橋を渡り、対岸を訪れた。(写真8)ペストベルク登山鉄道駅から15分位で巡礼教会を訪れた。美しい巡礼教会の二つの尖塔が余りにも高くて、上部が写真からはみ出して残念だった。(写真8)では、右上の山頂に小さく写っている。再びドナウ川の橋を渡って、ハウプト広場に帰り、近くのリンツ城博物館を見学した。夕食までには、まだ時間があったので、予定には無かったが、リンツ駅から列車でザンクト・ペルテンを訪れた。(写真9)当地は鉄道の乗換駅で交通の要所であるが、バロック建築の建物が並んでいて美しい。夕暮れにリンツに帰って、早く寝た。翌日は、今回の旅行のハイライトであるハルシュタットに向けて早朝に出発する予定になっている。
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