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  • プラハからの旅/大橋康隆@クラス1955

      2005年8月5日午前9時にプラハ北東部郊外にある長距離バス・ターミナルを出発して西に向かい約2時間30分でカルロヴィ・ヴァリに到着した。

    当地の長距離バスターミナルは市街地の北にあるカルロヴィ・ヴァリ・ドルニー駅の駅舎の下にある。カルロヴィ・ヴァリ本駅は、更に東北にあり、多くの列車は本駅から発着するので、長距離バスで行くのが便利である。
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    写真1 ペンション
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    写真2 教会
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    写真3 間欠泉
      ドルニ-駅から市内バスで劇場広場まで行くことができたが、クラレ・ジリホ通りを歩いて南下することにした。通りに沿って様々なペンションが現れ、静かな風景を堪能することが出来た。(写真1)は、帰国後に油絵に描いた。通りの終点に聖ペテロ聖パウロ教会(写真2)があり、ここから左折して東方に向かい更に南下して温泉街に到着した。
      先ずは当地で有名なガラス張りのヴィジーデル・コロナーダを訪れ、12m の間欠泉を眺めて驚いた。(写真3)
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    写真4 市街遠望
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    写真5 温泉街
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    写真6 温泉街
      ここからテプラー川に沿って西に向かい、市街地の終点からケーブルカーに乗って展望塔から市街地を一望した。(写真4)しばしパノラマを堪能してから、ケーブルカーで市街地に降りて、町の風景を探索した。(写真5)はトルジニー・コロナーダで、白いレースのような装飾が特徴である。カレル4世も脚の治療に利用したと言われている。(写真6)は、当地で撮影した写真で最も気に入っている。テプラー川の右岸には、ムリンスカー・コロナーダがあり、中心には聖マリー・マグダレナ教会が見える。その後方には、丘の上のインペリアル・ホテルが聳えている。余りにも様々な建物が混在して、油絵に纏めるには焦点が分散している。更にテプラー川に沿って北上して、サドヴァー・コロナーダを訪れたが、薄い青色の円形ドームが美しかった。隣接してドヴォジャーク公園があり、更にテプラー川に沿って北上するとスメタナ公園がある。ここから左折して西に進むとドルニー駅に到着した。再び長距離バスでプラハに帰った。
      8月6日午前9時にプラハ長距離バス・ターミナルを出発して東に向かい約1時間20分でクトナー・ホラに到着した。前日は好天気に恵まれ且つ座席に全員座ることが出来た。だが、この日は黒雲が現れ、小雨も降りだして寒かった。バスは超満員で立ち通しだった。バスの内部は熱気で包まれ、窓はすべて開けられた。ところが冷たい風が入ってくると急に寒くなり体が震えて閉口した。更にクトナー・ホラは終点ではなく、降車する時は大騒動であった。これでは、帰りは乗車できないかも知れないと思い、列車で帰る決心をした。
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    写真7 大聖堂
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    写真8$00A0聖ヤコブ教会
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    写真9 聖母マリア教会
      幸い長距離バスターミナルから5分ほど南に歩くと旧市街に到着した。先ずは旧市街の南端にある聖バルバラ大聖堂(写真7)とフラーデク鉱山博物館を訪れた。昔は町の砦であった建物が、銀の精錬で富を蓄えて邸宅になり、現在は博物館になっている。地下の坑道跡を見学するツアーもあったが、寒くて参加を断念した。鉱山博物館の近くに、聖ヤコブ教会(写真8)があったが、早々に見学して、近くの小さなレストランに入り、暖かい昼食で体を温め、ようやく元気がでてきた。バラツキー広場の周辺にある昔の造幣局であったイタリアン・コートなどを見学したが、午後になって空は徐々に晴れてきた。
      帰路は、列車に早目に乗るように旧市街の東にあるクトナー・ホラ・ムニェスト駅に行ったが、便数が少なく、セドレツにあるクトナー・ホラ本駅まで歩いて行くことにした。マサリクヴァ通りを北東に歩いて30分位と教えてもらったが、疲れていたためか随分長く歩いた気がした。両側に建物が中々現れず、やがて右側に巨大な聖マリア教会(写真9)が出現して驚いた。チェコ最大の教会で美しい。左側から少し奥に行くと墓地教会がある。この教会は聖地で、中央ヨーロッパ各地から埋葬を望む人達の遺体が多く集まったそうだ。クトナー・ホラ本駅から急行列車に乗り、コリーンで乗換えて、約1時間でプラハに無事到着した。
    2 Comments »
    1.  前回4月1日に公開した「プラハからの旅」の中の、(写真7:鉱物博物館)は誤りで、(写真7:大聖堂)に訂正し、それに関連した説明文を修正し、再投稿しました。

      コメント by 大橋康隆 — 2016年4月16日 @ 08:44

    2. 大橋さん、納得しました。どうも一度読んだような気がして・・・・、
      最近、僕は、頭がおかしくなったかと思って、うろたえていました。
      楽しい写真と、説明を有難うございます。
      これからもよろしく。

      コメント by 武田充司 — 2016年4月16日 @ 22:39

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