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  • エストニアの旅/大橋康隆@クラス1955

    7月2日の朝、ラトヴィアの首都リガを出発し、バスに約3時間乗ってエストニアの「夏の首都」パルヌに到着した。


    午後は市内観光で、レッドタワー、タリン門(写真1)エカテリーナ教会などを訪れた。パルヌの道端で、珍しい新聞紙を持った銅像を発見した。(写真2 )それは、1857年にエストニア語の最初の新聞Pemo Postimes を創刊した民族主義者ヤンセン(Johann Voldemar Jannsen 1819-1890)の銅像であった。彼は、エストニア国家「わが祖国」の作詞者であり、愛国的詩人リディア・コイトゥラ(Lydia Koidula 1849-1866)は彼の娘であった。
    その後、近くの農家を訪れたが、(写真3)に示すような中世の服装をした農場の主人が出迎えてくれ驚いた。現在、この主人は、首都タリンに在住し弁護士である。パイロットや船舶操縦の資格を持ち、観光客が訪れる際農場に来て、ボランティアで自家製のケーキとお茶で接待し、昔の農家の生活を案内して下さる。農場の小屋には、昔の農機具、衣服、ラジオ、やボートまで保存してあった。本業がありながら、

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    海外の観光客にさりげなく母国をPRして貢献している幅広い生活態度に感銘を受けた。

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    7月3日の朝、パルヌを出発し、フェリーに約45分乗船して、世界遺産キヒヌ島を訪れた。この島では、伝統文化が受け継がれ、治安がよくて、警察官はいない。フィンランドの女性大統領が、SPなしで個人的に訪れたそうだ。帰りのフェリーに乗る時に、誰であるか判明したとのことである。代表的な民家を(写真4)に示す。長年かけて立派なガーデニングを完成させた民家もあった。昼食後、伝統のフォークダンスが、ヴァイオリンやアコーデオンの伴奏で始まった。(写真5 )(写真6)ツアーメンバーの中にも、2名の女性がフォークダンスを習っており、途中から参加して、一層盛り上がった。島の博物館では、昔の様子が様々な資料や写真で詳しく説明されていた。若い人達は、勉強の為にパルヌに出かけるが、そのまま帰って来ないことが多いらしい。島では女性と子供達が古い伝統を守っているようだ。観光後、バスに約2時間乗って、首都タリンに到着した。

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    $00A0写真10 市街展望 $00A0 $00A0写真11 野外博物館

    7月4日の午前は、タリン市内観光であった。大聖堂(写真7 )、旧市庁舎、アレクサンドル・ネフスキー教会(写真8 )、トームペア城などを訪れた。トームペア城の外壁に、「のっぽのヘルマン」(写真9)という50mの塔がある。トームペアの丘の上の展望台から眺めたパノラマは素晴らしい。その一部を(写真10)に示す。
    午後は自由行動で、タクシーに乗って野外博物館を訪れた。昔の生活が蘇ってくるが、当地にも案山子が畑にあって面白かった。土産物を製作している婦人を(写真11)に示す。
    他のグループは、聖オレフ教会(写真10の一番高い教会)に登って大パノラマ写真を撮影したが、息も絶え絶えで難行苦行をしたそうだ。夕方、市内に帰って来ると、民族衣装を着た女性達に出会った。当地でも、毎年この時期にはお祭りがあるらしい。5年に一度の公式の「歌と踊りの祭典」は、エストニアでは、2014年に開催予定である。逆3輪車に乗った女性もいた。前方の2輪の上が大きな荷台になっており、販売用の飲料が沢山乗せてあったが、意外に安定性が良いので感心した。
    7月5日の午後、タリンの空港から約35分で、フィンランドのヘルシンキに到着した。上昇したと思ったら、直ぐに下降を始めた。夕方ヘルシンキから成田空港に向かったが、色々ハプニングがあって面白い旅行であった。元大関バルトは、エストニアの出身で、地元の人達も期待していたが、最近、怪我のため引退することになって真に残念である。

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