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  • 4月演奏会終了/納所一晴@クラス1955

     2月のブログでご案内しました、「こどもとおとなのためのコンサート」が4月21日(日)に終了しました。

     当日の演奏会には多数の子供さんと親御さんが来場され、演奏する側も、通常の演奏会とはちょっと違った雰囲気の中での演奏会になるのではないかという心配もありましたが、予想に反して子供さんたちも静かに演奏を楽しんでくれて、通常の演奏会と変わらない気持ちで多数の来場者を前にして演奏に集中することができました。
     開演前は子供たちが客席の回りを走り回って騒いでおり、いったいどうなることかと心配していたのですが、第1部の「トトロ」が始まると途端に静かになり、我々の演奏とプロの語り手の話に聴き入ってくれ、驚くと共に音楽の力を再認識させられました。
    子供と大人のための演奏会(26%).JPG
    当日配布された
    プログラム表紙$00A0

     第2部は宮川彬良さんの作曲・編曲の曲を作曲・編曲者ご自身のピアノと軽妙な語りが聴衆の皆さんを魅了し、大変盛り上がった演奏会になりました。
     当日の演奏プログラムは;
    第1部$00A0「オーケストラで聴く物語」
     オーケストラ・シリーズ 『となりのトトロ』(作曲:久石譲、語り:中島透)
    1.さんぽ   2.五月の村   3.スワタリーお母さん   4.トトロがいた!
    5.風のとおり道   6.まいご   7.ねこバス   8.となりのトトロ

    第2部$00A0アキラさんとYOUくんの「クラシック音楽なんて怖くない!」
     交響詩『オーケストラの森』(宮川彬良作曲)
    『交響曲第5番第1楽章の一部』(L.V.ベートーヴェン作曲、宮川彬良編曲)
    『エリーゼのために』(L.V.ベートーヴェン作曲、宮川彬良編曲)
    『小犬のワルツ』(F.ショパン作曲、宮川彬良編曲)
    『交響曲第3番第3楽章<さよならをもう一度>』(J.ブラームス作曲、宮川彬良編曲)
    『ニュー・シネマ・パラダイス』(E.モリコーネ作曲、宮川彬良編曲)
    『マジカル・ガーシュウィン』(G.ガーシュウィン作曲、宮川彬良編曲)

    第1部:指揮「西村 友」、ナレーション「中島 透」
    第2部:指揮とお話「西村 友」、ピアノとお話「宮川 彬良」

     なおアンコールとして
    『シンフォニック・マンボ・No.5』
    (L.V.ベートーヴェン作曲[交響曲第5番],P.プラード作曲[マンボNo.5]/ 宮川彬良編曲)
    『ゆうがたクインテット』(宮川彬良作曲)
    を演奏しました。

     なお次回の演奏会は、第28回定期演奏会として、次の要領で開催されます;
    日時:2013年10月20日(日)  14:30開場 15:00開演
    場所:ルネこだいら大ホール
    指揮:野崎知之
    フルート:宮崎由美香
     曲目:ブラームス Brahms: 交響曲第2番ニ長調 op.73
        イベール Ibert, :フルート協奏曲
        ドヴォルザーク : スラブ舞曲集op.46より3,4,5,7番
     イベール作曲のフルート協奏曲を演奏される宮崎由美香氏は東京藝術大学を首席で卒業、同大学院修士課程修了。在学中にアカンサス音楽賞受賞、NTTDocomoより奨学金を授与され、皇居内桃華楽堂にて新人演奏会に出演されたほか、第15回日本木管コンクール第2位、第12回日本フルート・コンベンション・コンクール第2位、同年第23回日本管打楽器コンクール2位などの実績を持っておられ、宮崎国際音楽祭、軽井沢国際音楽祭などにも出演され、NHK交響楽団アカデミー生としても研鑽を積まれた方です。また尚美ミュージカルカレッジ非常勤講師として指導をされています。
     演奏会のチラシが出来ましたら、ブログで再度ご案内します。

    3 Comments »
    1. アンコールの「シンフォニック!マンボNo,5」を聞いてみたくなり、インターネットで探したらニコニコ動画で発見。オーケストラは千葉県少年少女オーケストラ、指揮者は勿論宮川ご本人。画質が少々お粗末なのと、画面にコメントがやたら入って煩わしいが、結構楽しめる。
      もし、ベートーベンがタイムスリップして(耳の病も治って)この曲を聴いたら何と言うだろうか?

      コメント by 大曲 恒雄 — 2013年5月26日 @ 11:26

    2. 意欲的な取り組みをされていますね。
      昨日、当方もオーケストラの年1回の演奏会が無事終了し、一息ついたところです。こちらは典型的クラシック、今回はロシア版で、第1部はラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、第2部はチャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」でした。詳細は別途報告したいと思っていますが、このえびすオーケストラ始まって以来の超満員の入りで、素晴らしい体験をしました。
      小平の秋の演奏会には、イベールのフルート協奏曲が含まれており、聴きに行きたいと思っています。

      コメント by 大野栄一 — 2013年5月26日 @ 23:06

    3. 大曲さん、
      コメント有難うございました。アンコールで演奏したシンフォニック・マンボNo5は、ベートーヴェンの5番第1楽章の21小節目までは原曲と同じですが、21小節目のフェルマータを2小節ぶん伸ばして、24小節目に原曲の22小節目を持ってきて、25小節目からマンボNo.5に入るように編曲されています。マンボの途中でベートヴェンの5番に再び戻ったと思うとまたマンボNo.5に入ったりするのですが、不思議に旨くつながって行くのが驚きでした。練習初めの頃は、マンボのリズムに旨く乗れなくて、どうなることかと不安でしたが、慣れてきてからは、調子よく弾けて楽しかったです。聴きにきていただいていたクラシック愛好の方々は予想していないタイミングで25小節目からマンボに入ったりするので、かすかに笑い声が出たりしていました。管楽器奏者から、マンボの切れ目で合いの手の掛け声も入り、とても楽しく演奏できました。宮川さんの編曲は、弾いていてとても楽しくて、「エリーゼのために」、「小犬のワルツ」、「ガーシュウィンのリズム」なども、宮川さんのピアノ演奏の素晴らしさも併せて、思い出の深い演奏会になりました。次回からは、再び純クラシックのブラームスや、ドヴォルザーク、イベールの曲に挑戦することになります。
      大野さん、
      コメント有難うございました。イベールのフルート協奏曲は、練習を始めたばかりですが、とても綺麗な曲で、またソリストの「宮崎由美香」さんは、コンクールでも優秀な成績をおさめられている方ですので、お時間の都合がつけば、ぜひご来場ください。また、次回演奏会のチケットやチラシができましたらご案内させていただきます。演奏会場の「ルネこだいら」は、西武新宿線「小平」駅から徒歩3分のところですので、ほぼ駅前と言えるほど便利な場所にあります。

      コメント by 納所 一晴 — 2013年5月31日 @ 22:18

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