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  • スマホ事始め/大曲恒雄@クラス1955

     世はまさに猫も杓子もスマホの時代。


    これまでも関心はあったものの「何となく面倒くさそう」と敬遠してきたが、最近「らくらくスマートホン」が登場したのをきっかけに遅ればせながらスマホ族の仲間入りをすることになった。

     スマホには大別してアップルのiPhoneとAndroid系の2種類がある。前者は本体もOSもアップルが開発している。いわば純血派と言えようか。
    後者はグーグルが開発した携帯機器用OS Androidを搭載するタイプで、グーグルがこのOSを開放しているため多数のメーカーが参入し多種多様の製品が存在する。多国籍派又は無国籍派と言えるかも知れない。パソコンに例えると、iPhoneがMac、AndroidがWindowsに相当する。両者の互換性は無い。

     アップルのiPhoneには熱狂的なファンが多いようで、9月21日に新製品iPhone5が発売された時「アップルストア銀座」には750人もの行列ができていて、先頭の人は何と1週間も前から並んでいたとのこと。この行列騒ぎは日本だけでなく、ニューヨーク、ロンドン、シドニーなどでも見られたそうだ。

     余談話になるが、iPhone5に搭載された地図ソフトには誤りが多く世界中で騒ぎとなったため発売1週間後にアップルのクックCEOが謝罪声明を出す異例の事態となった。従来のiPhoneはグーグルの地図ソフトを搭載していたが、iPhone5から自前のソフトをOSに組み込むことにした所ミスだらけだったという話。例えば、羽田空港が「大王製紙」と表示され、今ホットスポットとなっている尖閣諸島は何と2組表示されるそうだ(下記URL参照)。
    $00A0$00A0 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2902774/9562120?ctm_campaign=txt_topics

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    $00A0 らくらくスマートホン

     「らくらくスマホ」は従来の「らくらくホン」(*)路線の延長上にスマホ機能を取り込んだもので、『もっと幅広い世代層にスマホを楽しんでもらうために全てを特別に開発した全く新しいスマホ』が謳い文句となっている。しかし、「らくらくホン」という制約があるためにかなり無理をしたようで、例えばスマホの特徴の一つである「アプリを自由に取り込んで使う」ことはできず、予め組み込まれたソフトの範囲内でしか使えない。それでも、スマホの世界のかなりの部分を“味わう”ことはでき、熟年層向けの移動端末初号機としてはまずまずの出来かなと評価している。これからどんどん改善されて行くことを期待したい。
     (*)「らくらくホン」は1999年に最初のモデルが登場してから次々に新機種が発表され、2011年夏には累計販売台数が2000万台を越えたと言われるNTTドコモの一大ヒット商品である。ケータイ初心者や熟年層を対象に使いやすさを強調した設計がウリで、よくかける電話のトップ3をボタン3つに集約したデザインと大きな文字が特徴的である。これは「らくらくスマホ」にも受け継がれている。

    2 Comments »
    1. 私も「らくらくホン」を使っている一人です。高齢者向きに使い易くよく出来ていて愛用しています。こんななら「らくらくスマホ」も使ってみようかと思っているので、この「スマホ事始め」はとてもいい情報です。
      「らくらくスマホ」だとどんなことができるのでしょうか、も少し解説を続編でお願いできませんか。

      コメント by 新井 彰 — 2012年10月12日 @ 21:32

    2. 了解しました。近いうちに続編を書きます。

      コメント by 大曲 恒雄 — 2012年10月13日 @ 08:28

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