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  • 6月の花便り/高橋郁雄@クラス1955

     今月は主に小田原フラワーガーデンと大船植物園の花を取り上げました。

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    月下美人
    ゲンペイクサギ
    ツンベルギア・エレクタ
    ●月下美人:(6月14日撮影、大船植物園の温室内にて)
     花言葉=「はかない恋・はかない美・繊細・快楽・一度だけ会いたくて・強い意志など」 原産地:メキシコ~ブラジル、花の名前の名付け親は明治時代の台湾駐在大使(田氏:田英夫議員の祖父)と言われている。昭和天皇にこの花の名前を尋ねられた、田氏が、とっさに「月下の美人」と答え、その後この名前が定着したとか…。
     さいとうさんのこのブログ(年々歳々花不同)で紹介されたように、夕方咲き始め翌朝にはしぼんでしまう筈なのに大船植物園の温室内で見たのは午後3時頃です。不思議です。このなぞが解ける方いましたら教えて下さい。
    ●ゲンペイクサギ:(6月9日撮影、小田原フラワーガーデンの温室内にて)
     花言葉=「チャンス到来・親友など」 原産地:西アフリカ、純白の5角形のガクと鮮紅色の筒状の花が美しく、この紅白の対象を見立てて「源平クサギ」と呼ばれている。
    ●ツンベルギア・エレクタ:(6月9日撮影、小田原フラワーガーデンの温室内にて)
     花言葉=「黒い瞳・美しい瞳・慈しみ」 原産地:熱帯西アフリカ、沖縄の花とも言われる。和名は「コダチヤハズカズラ:木立矢筈葛」
     花は、朝顔またはノーゼンカズラのような形で、濃青紫色で、中心が黄色、筒状部が白の綺麗な花です。
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    イソトマ
    ヒスイカズラ
    パキスタキスルテア
    ●イソトマ:(6月7日撮影、熱海市アカオハーブ&ローズガーデンにて)
     花言葉=「優しい知らせ・強烈な誘惑・神聖なる思い出・猛毒」
     熱帯、オーストラリア原産:花の名前はギリシャ語の「isos(等しい)」と「tome(分割)」という意味で、花弁が等しく分割されていることに因む。花言葉にもあるように、有毒植物で茎を切ると白い液体が出てきます、それに触れるとかぶれたりし、また目に入れると痛みが出ます。・・・ので扱いには要注意。
    ●ヒスイカズラ:(6月9日撮影、小田原フラワーガーデンの温室内にて)
     花言葉=「私を忘れないで」 フィリッピンルソン島など限られたところにしか自生しない植物。花が翡翠色をしているちょっと変った花です。蔓性植物で花房は写真のように垂れ下がり1m以上にもなります。
    ●パキスタキスルテア:(6月9日撮影、小田原フラワーガーデンの温室内にて)
    $00A0花言葉=「美しい娘」 メキシコ原産、黄色い四角錐をしているのは「苞」で、白く飛び出しているのが花です。
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    ガザニア
    しもつけ
    すかしゆり
    ●ガザニア:(6月14日撮影、大船植物園にて)
     花言葉=「あなたを誇りに思う・笑顔で答える・身近な愛・潔白・きらびやか」 原産地:南アメリカ、「Gazania」の名は、アリストテレスなどの書物をラテン語に翻訳したギリシャ人の「ガザさん」の名前に由来。また別名「勲章菊(くんしょうぎく)」とも言われる(花の色や形が勲章に似ているから)。 花色は多くの種類があり、花は晴れた日中にのみ開花し、それ以外は花は閉じるそうです。
    ●しもつけ:(6月14日撮影、大船植物園にて)
     花言葉=「草整然とした愛・努力・自由・気まま・無益・無駄など」 下野国(栃木県)で最初に発見されたことから「下野」と名付けられた。ピンクまたは白色の花が密生する。似ている花に「小手毬」がある。
    ●すかしゆり:(6月14日撮影、大船植物園にて)
     花言葉=「注目を浴びる・飾らぬ美・神秘的な美」 和名(透百合)は花被片基部が細まって、花弁と花弁の間が透けて見えることから名付けられたとか…。 園芸的には栽培品種を総称して(スカシユリ)という。 百合はほかに、カノコユリ、ヤマユリ(オリエンタルハイブリッド系)、テッポウユリ系、アジアンティック系の交雑種などなど、多くの種類があります。この日、大船植物園内には、スカシユリだけでも、写真の他に違う種類のスカシユリが2種類ほど咲き誇っていました。
    5 Comments »
    1. 毎回美しい花で癒され楽しんで居ます。
      ところで月下美人が午後3時頃に咲くとは初めて聞きました。プロの集まりで栽培すると何か秘法が有るのでしょうか?
      先の斎藤さんのBlog写真も地植えで外が明るい時に撮影した様に見えたので、一度伺ってみたいと思っていました。
      私も育てていますが、開花は20時頃からで21時頃満開です。鉢植えなので開花日は室内に持ち込んで眺めています。

      コメント by 小林 凱 — 2012年7月1日 @ 20:29

    2.  小林様、コメント有難うございました。私は月下美人という花の存在を知ったのはさいとうさんのブログでした。大船植物園ではっきりと月下美人という名札が付いていたので、間違いなく月下美人だと思っています。午後3時頃に咲いていた件、さいとうさんのご意見を是非聞きたいと思っています。よろしく。

      コメント by 高橋 郁雄 — 2012年7月2日 @ 09:38

    3. 面白い経験をされました。たしかに月下美人は夜8時から9時ごろに咲いて2~3時間でしおれてしまうのが通常です。しかし私が写真に出したものは夜中に咲いて朝8時ごろまで咲いていました。写真はそれを撮ったものです。こんなことは昨年初めてで、地植えにしたためであろうかと思っておりました。貴兄の大船での写真のように真昼に咲く月下美人はわたくしも知りません。月下美人の近縁にクジャクサボテンという、もっと派手なものがありますが、たしかこれは昼間に咲く花。さまざまな園芸用の交配種がでていますので月下美人にも昼に咲くものもあるのかもしれません。とすると我が家の月下美人も地植えで先祖帰りしたのかも。あるいは温暖化のせいかな?今度専門家に尋ねてみましょう。

      コメント by サイトウ — 2012年7月7日 @ 22:12

    4. 謎は解明されました。大船植物園のキュレーターに尋ねましたところ「月下美人の体内時計を狂わす」というご返事でした。つまりつぼみがやや膨らんで頭をもたげたころから、6月ごろであれば2~3日、秋咲きではもう少し長い間、昼は花を暗い所に、夜は明るいところにおいて昼夜を逆転させるのだそうです。花はだまされて夜だろうとおもって咲いてみたら来園者が楽しめる昼だったというわけ。ただこの昼夜逆転は通風など条件を上手に管理しないとうまくいかないとのことでした。私たちもあちこちでこのようなダマシに会っているのでしょうか。

      コメント by サイトウ — 2012年7月8日 @ 15:56

    5.  さいとうさん、調査をして頂き有難うございました。私が疑問に思ったらその場で専門家に聞けばよいということですね。
       今年の1月の花便りで紹介したチューリップも球根を冷蔵庫に入れて早めに冬を体験させて、外に出すと春が来たのかと勘違いして早めに花が咲くことを書きましたが、それと似ていますね。有難うございました。

      コメント by 高橋 郁雄 — 2012年7月8日 @ 20:06

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