風車の里/大曲恒雄@クラス1955
記>級会消息 (2011年度, class1955, 消息)
オランダには19世紀に9000基もの風車があったそうだが現在残っているのはその1割程度。
しかも使われていないものが殆どであるが、ザーンセ・スカンスやキンデルダイクには保存目的で修復され使い続けられている風車がある。
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$00A0 $00A0カレンダーの写真 (スハーヘン近郊) |
右の写真は「ヨーロッパの風景」をテーマにしたカレンダーの5~6月のページ。この数十日間毎日見ているものだが、ブログに特別出演(?)してもらうことにした。「スハーヘン近郊(オランダ)」と注記されているのでグーグルマップで検索したら「スカーゲンSchagen」と出てきた。アムステルダムの北60Kmくらいの所で北海に近い。
ザーンセ・スカンスはアムステルダムから北西に15Kmほど行った所にあり、伝統的な家屋や風車を保存するために造られた人工的な集落で、日本の明治村に相当すると言えよう。いかにもオランダらしいのんびりした田園風景が満喫できる。
ザーンセ・スカンスのBGMとしては、ビゼー/歌劇「カルメン 第3幕への間奏曲」(*)がピッタリだが、残念ながら著作権の問題があって使えないので別の曲を使用した。
$00A0 (*)「村のはずれの かざぐるま 昼でも夜でも よく回る」という歌詞がついて唱歌 になっている
キンデルダイクはオランダ南部ロッテルダムの近郊にあり、19基の風車が現存する村として1997年にユネスコの世界遺産に登録された。このあたりは地面が海面より低く、1950年頃まで実際に水を汲み上げるために使われてきたとのこと。風車が一斉に回るのは特定の日に限られているそうで、我々が行ったときは1基しか回っていなくて淋しい感じだった。
「世界は神が創ったがオランダはオランダ人が造った」という有名な言葉があるが、キンデルダイクを歩いていると昔から水と戦ってきたオランダ人の苦労が少しだけ分かるような気がした。
下記はキンデルダイクを2時間かけてじっくり歩いた人のレポートで、写真も沢山入っている。興味のある方はどうぞ。
http://sky.geocities.jp/mori_walking/machiaruki/Kinderdijk/
Kinderdijk.html
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2011年6月16日 記>級会消息
オランダの風車のビデオを懐かしく拝見しました。小生は2004年8月にザーンセ・スカンスを訪れました。風車の内部を見学しましたが、大きな歯車が回っている様子に生活感がありました。キンデルダイクは訪れたことがありませんが、19基もあると壮観ですね。
コメント by 大橋康隆 — 2011年6月19日 @ 16:29