チューリップとマルチコア/森山寛美@クラス1955
記>級会消息 (2010年度, class1955, 消息)
「チューリップ」と「マルチコア」は一見関係がないようですが,「チューリップ」は撮影の対象,「マルチコア」は編集の手段に関係があります。
「チューリップ」:千葉県柏市の「あけぼの山農業公園」は,春のチューリップ,秋のコスモスで有名で,テレビでも紹介されています。数年前までは,背丈の高い標準的なチューリップでしたが,ここ数年は背丈の低い小ぶりな品種に入れ替わっています。以前の方が写真写りが良かったようで残念ではありますが。この公園には電動式の風車があり,チューリップに良くマッチしています。
「マルチコア」:アマチュア用ハイビジョン撮影編集環境はこの数年激しく変化してきました。ビデオカメラはテープ記録,HDD記録を経て,今や半導体(SDメモリ)が主流になりつつあります。AVCHDの画質改善や手振れ補正など,カメラの性能も飛躍的に良くなりました。また,編集用のパソコンも大きく変わっています。CPUのコア数は,1,2,4コアを経て今年3月には6コアの製品が発売されました。科学技術用では並列コンピュータは常識ですが,パソコンもマルチコアが主流になってきました。メモリは,2チャンネルから3チャンネルに,ハードディスクはHDD (Hard Disk Drive)より飛躍的に高速のSSD (Solid State Drive)が一部に使われるようになっています。また,OSは32ビット(メモリは3GBが限界)から64ビット(パソコンではマザーボードによるが12GBが可能)へと移行しています。
小生の編集環境は,これら技術の進展に合わせて更新を行っていますが,この3月に「最後」の更新を行ったところです。要点は,CPUは6コア,メモリは3チャンネル12GB,ハードディスクはSDD RAID0プラスHDD,OSはWindows7の64ビット版です。
こうなると趣味もビデオが主なのか,パソコンが主なのか分からなくなりますが,編集ソフトの性能アップに対応してハード面も整い快適な編集ができそうです。問題は作品の中身ではありますが。傘寿を超えた現在,この環境を何時まで使いこなせるかは何ともいえませんが。
2010年5月16日 記>級会消息