ルーマニアの旅(その2)/大橋康隆@クラス1955
記>級会消息 (2009年度, class1955, 消息)
2006年8月8日の朝、ビストリツァを出発して、北西のマラムレシュ地方へ向かった。
山の谷に展開する木造のバルサナ修道院は不思議な雰囲気であった。
ルーマニアで最も古い学校を訪れたが、昔の教科書には日本については次のように書いてある。「日本は森の多い小さな国である。しかし日本人は勤勉である。」現在の日本を省みて、いささか恥ずかしい思いをした。夕食は、ポイアナ・ブラショフに出かけて、ルーマニアの古い笛などの演奏を聴きながら楽しんだ。
8月11日の朝、ブラショフを出発して、ドラキュラの城として有名なブラン城を見学した。金沢大学に留学した女性ガイドさんが、「日本でルーマニアといえば、吸血鬼ドラキュラと処刑されたチャウシェスク大統領しか知られていないので残念です。現在は日本の自動車工場も建設中で、プラントの建設に来られる日本人は数ヶ国語が出来る有能な方が多いです。」と話していた。このガイドさんは大変美人で、ブログのため写真が紹介出来ないのが残念である。
更に南下してシナイアを訪れ、シナイア僧院とペレシュ城を見学した。ペレシュ城は、ブラン城と共に大変美しいのであるが、多くの画家が立派な油絵を描いており、自分の楽しみに描くのは差し支えないが、展示会に出展するのは気後れがする。見学後、更に南下してブダペストに向かったが、道路工事のため渋滞して、夕方到着してから市内観光。 | |
ペレシュ城
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夕食はさよならパーティーとなり、翌朝は各自次の目的地に旅立った。私と家内はウイーン経由で帰国の途についた。
2010年1月1日 記>級会消息
前回に続き、ルーマニアの美しい写真と簡潔な解説を有難うございます。僕も、以前、トランシルヴァニア地方に少し関心があり、調べたりしたのですが、残念ながら、行ったことはありません。こうして、数々の写真を見せてもらうと、いくらかは、行った気分にになって、なるほどな、と実感が湧きます。
しかし、大橋君の「絵」がないのが残念です。穏やかな心休まる大橋君の絵も一緒に見たいものです。この次は「絵」も載せて下さい。
コメント by 武田充司 — 2010年1月7日 @ 10:52
小生も武田兄同様、大橋兄の次作を期待している。昨年有楽町で兄の展覧会を拝見した時、画風が変わって来ている様に思った。随分前にシカゴ美術館で見て印象に残っていた、ジョルジュ・スーラの「グランド・ジャット島の日曜日の午後」を連想した。いくら同級生への身贔屓とは云え、この、シカゴ美術館が門外不出と云う程大切にしている名画とは、比較にならない位の事は承知しているけど、之を思い出したのは事実である。
ビジネスの出張時には観光の時間が取れないことが多いが、美術館や博物館だと数時間あれば何とかなる。大英博物館やメトロポリタン美術館には何度も訪れたが、シカゴ美術館は結局一度だけで終わってしまった。
コメント by 寺山 進 — 2010年1月8日 @ 11:22