• 最近の記事

  • Multi-Language

  • ECO・脱炭素化・省エネ?/吉田進@クラス1955

    温暖化を始めとして環境問題は深刻になりつつある。後の世代のためにいささかなりとも何か役に立たないかと思うが、後期高齢者の身としては大きなことは出来そうもない。せいぜい、エネルギー消費を少なくする努力をしようと思うが、家の冷暖房の省エネなどは健康とのバランスを考えると限界がある。

    マイカー利用を止めるというのもあるが、近頃自分も家内も病院通いが多くなり、また二人きりの生活では日常の買い物もある。たまにレジャーにも行くが、車の使用は不可欠になっている。数年前からハイブリッドカーに乗っているので、同じ大きさ位の前の車に比べてガソリン消費は半減し、少しはECOに貢献している。
    昨年暮れに使っているガス給湯器がそろそろ寿命かと思われたので、買い替えを考えていたところ、ガス会社にマイホーム発電(エコウイル)を勧められ、導入することにした。ECOを考えると省エネにはソーラー発電が一番よいと考えたが、投資額が大きく売電しても生きている中に償却できそうもない。マイホーム発電も全体的には省エネになるということで、コストは比較的低く設備の補助金も若干支給される。都市ガスを燃料にした発電で発電量は1kW、発電時はその分だけ電力会社からの買電が減る。
    しかし考えてみると、定量的な省エネの評価はなかなか難しい。オール電化もエコというが、受電量に対する電力会社系の二酸化炭素排出量の比率はどの位か、送電損失のないマイホーム発電の排出量と比較するとどうなるのか、疑問に思った。マイホーム発電には学習機能があり、給湯の需要時と電力需要を考慮して自動的に発電できるようになっているが、使ってみてこの機能が有効なのかよく分からない点がある。そこで導入前と後の買電量とガス消費量をしばらく統計的に調べることにした。究極的なマイホーム発電の目標は、ガス中の水素を利用する燃料電池発電ということらしい。
    ECOについて色々な要因を総合的定量的に判断できる方法を知りたいものだ。

    3 Comments »
    1. 省エネは、既に大工場、大事業所を対象にして進められていますが、一般家庭にも具体的な目標が与えられる時代が間もなく来ることも予想されます。それに効率よく対応するには、先ず共通的な対処方針とか具体的対策指針が必要なのではないでしょうか。
      一般家庭での省エネ対象は、やはり照明と冷暖房であり、少しランクが下がってAV・情報機器と言ったところでしょうか。いずれにしても、個々に対策を取れるところは多くはなく、省エネ機器の採用に尽きるように思います。
      目下のところ、LED照明とか太陽光発電技術の進歩(低コスト・高機能・高品質化)が待たれます。マイホ-ム発電のことはよく知りませんが、
      使用結果が出たら、是非教えてください。

      コメント by 冨田 浩 — 2008年10月8日 @ 19:25

    2. 私も吉田兄の使用経験を、是非知りたく思います。
      数年前東京ガスの展示会で、都市ガスによる燃料電池を使ったマイホーム発電の試験的販売を行っていました。担当者は「何れ各家庭のエネルギー供給は、東ガスだけで行う時代が来る」と鼻息が荒かったです。
      ソーラーと燃料電池を共用すれば或いは?とも思えますが、電力専門の諸兄はどう御考えでしょうか。

      コメント by 寺山 進 — 2008年10月8日 @ 23:23

    3. 冨田さん、寺山さんコメント有難うございました。マイホーム発電はほぼ10ヶ月使用していますが、昨年、一昨年の同時期の電力とガスの消費量を毎月比較して見ています。電力は過去2年の平均とほぼ変わらず、ガスは2割近く増えています。これまでの結果はあまり良くないのですが、比較が難しいのは年による気候の違い、家の中の生活や機器類の変化などの影響をどう考えるかがあります。使用状況に対する学習機能つきの自動運転を主に使っているのですが、必ずしも最適に動いているように思えないところがあります。小人数で、あまり規則的でないエネルギー消費状況のせいかもしれません。もう少し調べてまたご報告します。

      コメント by 吉田 進 — 2008年10月14日 @ 17:53

    Leave a comment

    コメント投稿後は、管理者の承認まで少しお待ち下さい。また、コメント内容によっては掲載を行わない場合もあります。