• 最近の記事

  • Multi-Language

  • グリンデルワルト紀行/大曲恒雄@クラス1955

    グリンデルワルトはスイスアルプスの名峰アイガーの北麓に位置する村で、非常に人気の高いアルペンリゾート。冬はスキー、その他のシーズンはハイキングや登山の拠点となり、いつも沢山の人で賑わっている。


    日本人観光客も多く、駅近くの日本語観光案内所には日本人スタッフが常駐している。

                   アイガーa.jpg 

     (1)アイガー
    標高3,970m、「魔の北壁」で有名。北壁は頂上直下にある標高差1,800mのほぼ垂直の岩壁で、冬でも雪が付着しないため黒く見える。
    村との標高差約3,000m、目の前に巨大な岩壁が聳え立つ迫力は圧倒的だが、幅が広くドテッとしていて山だけ撮すと写真としてはあまり面白くないので脇役(達)に手伝ってもらった。

         
                        (2)ヴェッターホルン
    グリンデルワルトのもう一つのシンボルがこのヴェッターホルン(標高3,701m)で、村の東に聳えている奇怪な形をした岩山である。ドイツ語で「お天気山」の意味であるが、この山にかかった雲で天気を占うことからこの名がついたとのこと。

           ヴェッターホルンa.jpg
    ベルナー・オーバーラント三山.jpg                      


    (3)ベルナー・オーバーラント
           三山

     
    左からアイガー、メンヒ(標高4,099m)、ユングフラウ(標高4,158m)で、ベルナー・オーバーラント三山と称する。村の南西約20Kmに位置するシルトホルン展望台(注)から見たもの。
    アイガーは村から見る形と全く違う姿になっていて普通の山という感じ。ユングフラウも正面から見る優雅な姿とは全然違い、非常に荒々しく無骨なイメージである。
    (注)映画「女王陛下の007」の舞台となった。


    (4)グローセ・シャイデックからの
           眺め

    グローセ・シャイデックはヴェッターホルンの足下にある峠で、村を北東側から見下ろすような位置にある。ここから見るアイガーはまたイメージが一変し、ナイフの刃のように鋭く切り立っている東山稜(ミッテルレギ山稜)の荒々しさを間近に眺めることが出来る。1921年槇有恒がこの山稜からアイガーの初登頂に成功した。
    中央の山はメンヒ、普通はアイガーの右に見えるがこの場所からは逆になる。

           グローセシャイデックa.jpg
    4 Comments »
    1. 私もこの三山は大好きです。シルトホーン頂上からの下りはややハードなコースですが、シルトホーン小屋からは正面に「三山」が見えて素晴らしい眺め。2時間ほど飽かず眺めていました。グリンデルヴァルトの上、フィルストからグロスシャイデックへのコース、フィルストからアルプバッハゼーを経てブスアルプへのコースもアイガーとヴェッテルホーンを見ながらの快適なトレッキング道です。

      コメント by サイトウ — 2008年9月23日 @ 21:18

    2. 私もこの三山は懐かしい限りです。ジュネーブの国際会議に出席した時に、部分的には何度も見ましたが、シルトホルンから眺めたのは定年後です。家内がまだ勤めていたので、夏休みに行き、ヴェンゲンを拠点にして、グリンデルワルトやラウターブルンネン方面を訪れました。

      コメント by 大橋康隆 — 2008年9月23日 @ 22:39

    3. 斉藤さんはシルトホルンから歩いて下りて来られたのですか?
      頂上の回転レストラン付き展望台は、「007」映画の撮影を許可する条件として映画会社に建設させたそうです。

      コメント by 大曲 恒雄 — 2008年9月24日 @ 10:15

    4. そうです。私も「007」の話は聞いています。2004年の8月、シャモニーに1週間、ヴェンゲンに1週間泊ってこのあたりの山を家内と二人で歩きました。

      コメント by サイトウ — 2008年9月26日 @ 22:19

    Leave a comment

    コメント投稿後は、管理者の承認まで少しお待ち下さい。また、コメント内容によっては掲載を行わない場合もあります。