歳をとってわかったこと/武田充司@クラス1955
記>級会消息 (2008年度, class1955, 消息)
ブログというものは、最近、よく聞くけれども、どういうものか殆ど知らないので、面白そうだから、大曲君の提案に賛成したら、
熱心だと思われたのか、最初の原稿書きのひとりに選ばれてしまいました。僕の知っているスポーツ選手などのブログは、近況報告や日記風の感想文などが多いように思っているので、誤解かも知れないけれど、自分もそんなものを書いてノルマを果します。
人間、歳をとらないと分らないことがある、ということに最近やっと気がつきました。いちばん痛切に感じていることは、時間がないということです。若い時は、時間をずいぶん無駄にして、下らない事をやっていたものだと気がついて、愕然としたというと大袈裟ですが、まあそんな風な反省をしているのです。
世間では、定年でやめて何もしなくなると、時間をもてあまして退屈するから、何かよい趣味でも持ちなさいと忠告してくれる人が多いようですが、僕の場合は、50年もやっていたサラリーマン生活から抜け出したとたんに、あれもやりたい、これもやりたいとやりたい事だらけになって、悠悠自適どころか、毎日、あくせくしています。今さら、そんな暇つぶしの趣味なんかで時間を空費する余裕はない、というのが本音で、好意的に優雅な趣味の仲間に誘ってくれるご同輩の方々に礼を失している次第です。
若い時と違って、何時あの世からお呼びが掛かっても文句が言えない歳ですから、サッカーで言えば、前後半90分が終わってロスタイムに入っているわけで、いつレフリーの笛が鳴ってもおかしくない状況で、やっと「人生の短さ」に気づいた次第です。以上、旧制中学で習った「少年老い易く、学成り難し」の本当の意味がやっと分ったアホの話です。皆さん、それぞれ、如何お過ごしでしょうか。
(2008年7月4日:武田充司 記)
2008年7月28日 記>級会消息
コメントの第1号を管理者が書くのは職権濫用みたいでちょっと気が引けますが、全く同感です。しかし、神様もお見通しのはずで、本当に大切なことをやり残している人にはロスタイムを“フレキシブル制”にして くれるのではないでしょうか。
コメント by 大曲 恒雄 — 2008年7月26日 @ 10:55
技術屋は仕事を作り出す習性を持っているのですネ。でも現役時代のものとはちがって自動的な多忙ですからそのなかに快感がある。私にも一日中テレビの前でなんていう生活は想像できません。でも快感の根源は健康。いつまでも健康で忙しい日々を送ってください。
コメント by 斎藤 嘉博 — 2008年7月27日 @ 23:22