トルコにて 1/小林岳彦
区>会員, 記>級会消息 (2008年度, class1978, 海外だより)
8/1-22は大学を休みます。息子のチェス世界ジュニア選手権への参戦が、6月下旬に急に決まり、付添いがつくことが参加の条件なので、付いてゆくことにしました。息子は昨年のUnder-16 オリンピヤードには日本チーム4人の副将として参加したのですが、今年は人数が集まらずに断念しました。4人で参加するなら最初だけ付いてゆくのでよいと思っていたのですが、一人でジュニア選手権への参加となったため、いろいろな予定をキャンセルして(大学は休み中ながら、教員はけっこう忙しい)休みにしてしまいました。
一家ではなく、息子と2人の旅行です。私はチェスも囲碁将棋マージャンブリッジポーカーなども不調法で、試合や棋譜を見ても何も分かりません。息子にとってはこれが好都合なのだと思います。
世界ジュニア選手権は8/2-16の日程でトルコのガジアンテップ市で開かれます。聞いたこともなかったガジアンテップというのは、小アジア(アナトリア)南西部、シリア国境から約50 kmの人口100万人の都市です。
先週はイスタンブールでテロ事件があるなど、外務省からトルコのいくつかの県には「十分注意して下さい」の情報が発出されていますが、ガジアンテップ県は含まれていないようです。帰りにイスタンブールで一泊するので気を付けます。
大会は16日に終わるものの、お盆で海外旅行に行く日本人の帰国ラッシュにぶつかるため航空券が取れず、帰途、息子の友人がいるロンドンに寄ってくることにしたので、22日間という空前の長い休みになったものです。ふだんたいして話をしない高1の息子とこれだけ長い時間一緒にいると、どうなることか…
U-16オリンピヤードへの4人の選手が集められなかったことからも、日本の競技人口の層の薄さ(≒レベルの低さ)が分かります。息子はレイティングが判明している今回の参加男子選手118名中、残念ながら最下位グループです。年齢(参加資格は20歳以下)から見ても、息子より年下は数人のようです。多くの選手は全日本チャンピオンより強く、将来の世界チャンピオンを狙う強豪がたくさんいます。
@ガジアンテップ、トルコ(外気温41℃)
受託手荷物が途中で行方不明になって、困窮しているところ。