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  • トルコにて 2/小林岳彦

    トルコ第1報をアップロードしてから日にちが経ってしまいました。まだ、ガジアンテップに滞在しています。世界ジュニアチェス選手権は続いていますが、残念ながら息子は最下位グループから抜け出していません。

    8/1行方不明になった私の手荷物は、問合せに時間を取らされた挙句に、8/9にようやく宿に届けられました。この間、着替え、薬品、湯沸し器などが使えず、困りました。このことと少し関係がありますが、ビタミン・ミネラル剤や整腸剤が到着しなかったこともあって、親子で腹を壊し、特に息子は病院に2回行って点滴を受けるほど重篤でした(おそらく、つい手を出したレタスサラダが原因)。回復には親のほうが時間を要し、1週間以上かかりました。

    体調不良のため、ある試合では開始30分で棄権しました。腹を壊さなかったならばもう少し上位に行けたのではないかと考えると、付添いとして健康管理が不十分だったことを残念に思っています。

    大会は、60ヶ国から20歳以下の195名の選手(うち男子105名)、コーチ20名以上および付添いが参加しています。国際チェス連盟やトルコチェス連盟役員とともに、全員が一つのホテルに合宿中です。ホテルは開業したばかりできれいなのですが、

    • ルームサービスに電話しても中々英語が通じない。フロントでさえ英語ができない人がいる。
    • 客室129室に対して、8人乗りエレベータ2基(他に客もたまに使っている業務用1基)では明らかに不足。
    • インターネット(無線LAN)になかなか繋がらない。
    • 部屋から外線電話がかけられない。
    • サービスレベルが5☆とは思えない。
    • 遮光カーテンがない、…

    といった改善を要する多くの問題があります。

    緊急の連絡は、国際ローミングのできる息子の携帯電話でメールをやりとりしています。ドコモOBの私は携帯を使いこなしていません。

    ちなみに下痢になったのは我々だけではなく、軽重は別として相当多数にのぼる模様です(アンカラなどから来ているトルコチェス連盟役員すらやられているとのこと)。予定外のHealth Information Meetingが開かれました。食堂のビュッフェの台上に”Accute diarrheadiet” の表示を出すのは、ホテルの恥ではないでしょうか(この表示があるのは、ゆでたジャガイモや硬く炊いた米で、流動食ではありません)。

    試合では、日本にはいない(全日本チャンピオンより強い)高いレーティングの選手とも対戦していますが、上位に対してはまだ1勝もしていないので、息子自身のレーティングは上がらず、むしろ下がっています(アンレーティッドに1敗したため)。折角コーチ(若いセルビア人)をお願いして、熱心に教えていただいているのに申し訳ない気持ちです。

    これまでにない長い休みなので、来し方行く末も含めていろいろ考えた内容を書きたいと思っていたのですが、それほどには時間に余裕がないので、まずは近況報告のみ。いつインターネットに繋がるかわからないので、繋がったらすかさず送信します。

    @ガジアンテップ、トルコ(外気温40℃)

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