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  • 同窓生プロデュース特別講義第一弾

    本年度の電気系工学専攻・融合情報学コースの特別講義は、同窓会を通して推薦された講師による講義が、一部、行なわれている。「クール・ジャパンを支えるメディア技術」というテーマを現役教員が同窓会に投げ、同窓生が講師を推薦する、というものである。今回、2012年度に修士を修了した山田氏(三菱総研)の推薦で、下記の特別講義が行なわれた。

    題目:
    「放送と通信の融合/連携 ~日本型マスメディアの現在~」
    講師:
    田村和人&安藤聖泰(日本テレビ放送網)

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    若者のテレビ離れが叫ばれる昨今、各テレビ局は、インターネットやソーシャルネットなど、若者が敏感に反応する新規メディアを如何にテレビ文化に導入し、若者を引き込むのかを模索している。即ち、テレビ(放送)とネット(通信)との融合/連携である。しかし、放送と通信の融合は最近始まった訳ではない。講義ではこの融合の歴史をひも解くと共に、最近始まった、テレビ×SNSの試みに至るまで幅広く情報提供が行なわれた。更には、両者の融合を日本独自の戦略で臨み、これをクール・ジャパンの一実装として捉える形での説明も行なわれた。

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    約50名ほどの電気系大学院生が聴講していたが、彼らこそ、まさにテレビ離れの主人公とも言える世代であり、本講義を興味深く聞いていた。質疑応答も活発に行なわれた。現在検討されているテレビ×SNSが、うちの学生を取りこめるのか、取りこめないのか。それは放送業界の努力次第といったところではあるが、2020年の東京オリンピックに向けて、放送×通信サービスも、今以上に新しいクール・ジャパンを提供してくれる、そんな可能性が感じられた講義であった。

    なお、来年度も同窓生プロデュース「特別講義」は継続して行なう予定です。特別講義テーマが同窓会MLに投稿されましたら、本年度同様、講師推薦を宜しくお願いします。

    文責&テーマ投稿教員:峯松信明

    ## 同窓生プロデュース特別講義第二弾 ##

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