ウェンゲンと周辺の旅/大橋康隆@クラス1955
記>級会消息 (2020年度, class1955, 消息)
1998年7月17日午後12時11分にアルプナッハシュタット駅を出発し南西に進み、マイリンゲン(Meiringen)、ブリエンツ(Brienz)を経由して、14時にインターラーケン・オスト(Interlaken Ost)に到着した。
途中ブリエンツ湖を車窓から堪能したが、素晴らしい景色で写真の選択に迷った。(写真1)ブリエンツからは、登山電車でロートホルンへ登り、ユングフラウ3山を眺めることが出来るが、今回はパスした。インターラーケンで列車を乗換え、14時32分に出発して北西に進み、ラウターブルンネン(Lauterbrunnen)経由でヴェンゲン(Wengen)に15時14分到着した。 | |
地図ウェンゲン周辺 |
早速予約していたSホテルにリュックを預け、近くのロープウエイに乗り込み15分でメンリッヘン(Mannlichen)に到着した。ここから眺めた左からアイガー(3970m)、メンヒ(4099m)、ユングフラウ(4158m)の3山は素晴らしい。残念ながら大き過ぎて、一つの写真に入らない。スイスの最高峰だけ掲載する。(写真2)100m位歩くとレストランがあり、深い絶壁の谷底を見下ろすことが出来る。ここで日本から訪れた2人の若い女性達と出会ったが、ここからこの時間に歩いて反対側のグルントまで6kmを下山すると聞いて驚いたが、ただ無事を祈るばかりであった。私達は同じロープウエイで下山して、(写真3)の様な美しい写真を撮りながらホテルに帰着した。この写真は帰国後「ユングフラウ遠望」としてF8号の油絵を描き、NEC OB$00A0パレット会に出展した。
9月18日朝早く、ホテルのベランダから、朝日で金色に輝くユングフラウとシルバーホルンを眺めることが出来た。ヴェンゲン駅を8時30分に出発し西に進み、8時55分ラウターブルンネン駅に到着した。駅前のケーブルカーに9時2分に乗り込み、グリュッツアルプ(Grutsalp)で登山電車に乗換え9時37分にミューレン(Murren)に到着した。(写真4)ここから(写真5)の様なロープウエイでシルトホルン(2970m)を訪れた。「女王陛下の007」で有名な回転レストランで昼食をしながら周囲の山々を堪能した。(写真6)午後はロープウエイでミューレンに降り、暫しミューレンの美し家並み(写真7)を訪れた。(写真7)の中央上部には、近くのアルメントフーベル(Allmendhubel)展望台に登る登山電車が見える。残念ながら乗る時間は無かった。
ミューレンを14時30分に出発し、ロープウエイで真下のシュテッヘルベルク(Schutehelberg)へ降りて、近くのトリュンメルバッハTrummelbach)の滝を見物した。雪氷の洞窟へ入ると、ユングフラウメンヒ、アイガーの3山を源流とした物凄い水流が滝壺に落下して壮観であった。ここからバスでラウターブルンネンに帰るのが常道だが、谷底から眺める両側の山々の景観に見とれて歩くことにしたのが失敗だった。歩けども歩けどもラウターブルンネン駅が見えない。45分位であったが、一時間を超えた気がした。漸く駅にたどり着き(写真8)を撮影した。この写真も「スイスの峡谷」としてF8号の油絵に描き、NEC OB パレット会に出展した。ラウターブルンネン駅を17時に出発して、17時14分にヴェンゲン駅に到着した。ホテルで夕食をして、近くで開催されていた音楽会に出かけた。(写真9)音楽会の後で、子供達も含め参加家族のダンスパーティーがあり、和やかな雰囲気を楽しむことが出来た。
今回自分で地図を描いてみて、長年のモヤモヤが解消した。掲載した地図は、旅行時に現地で購入した4万分の1の鉄道地図を基本にしたが、この地図の裏には幾つかの写真を利用した詳細な案内図が掲載されている。写真を利用した案内図は相対的には判りやすいが、全て南や東を向いて撮影されており、インターラーケンが下部にあり、ブリエンツ湖が左に、トゥーン湖が右に描いてあり驚いた。
2020年6月1日 記>級会消息
今回は私もユングフラウに行った話を投稿しましたが、こうした遊びもこのブログでは許容頂けると思った次第です。1967年と1998年で31年開いて居ますが、変わった処もありますが大半は其の儘判ります。
先ずはユングフラウ周辺含め沢山の名勝を徹底して廻られた凄さに敬服です。私は同じ処でも表札だけ見て通り過ぎた所を、大橋兄は一つ一つ訪問し滞在された。その足跡を地図を見ながら拝見しました。
なお私の地図ですがWengernalp-Jungfrau Bahn,Interlakenとあって登山電車の会社が発行の様で、表示の上下左右も同じで前からの慣習の様です。次回以降も期待して居ます。
コメント by 小林 凱 — 2020年6月1日 @ 17:27
この時期、スイスの山道をハイキングするのには最適ですネ。小生がヴェンゲンのコンドミニアムに一週間泊まって辺りを歩いたのは2004年の8月。シルトホーン山頂下のビルクからアルメントフーベルまで、正面にユングフラウ三山を目の前にしながら4時間をかけて下りた山道の素晴らしさは今でも瞼に残っています。ラウターブルネンまで歩かれたのは失敗どころか大正解でしょう。900mの深いU字谷は壮大ですし、道は平坦で歩きやすいし、滝は素晴らしいし。もう一度行きたいですネエ。コロナで徘徊もままならない退屈な時間をアルバムと地図を眺めて過ごさせていただくことが出来ました。
コメント by サイトウ — 2020年6月2日 @ 20:30