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  • 近頃思うこと(その41)/沢辺栄一@クラス1955

      今年になって最も衝撃を受けた言葉は千葉県野田市の小学4年生、栗原心愛さんが学校のアンケートに答えた「先生、どうにかできませんか」という助けを求めた言葉である。

      残念なことに先生も児童相談所も真剣に対応し、助けることをしなかった。この言葉はいろいろと多くを悩んだ結果の言葉で、私には子供の言葉でなく大人の言葉ではないかと感じたほどであった。先生も児童相談所もその職務に対する真剣さ、考えの浅さは攻められるところであり、その後、関係した教育委員、相談所の職員の処罰が発表された。最も問題なのは親の行為である。躾を理由としているが、躾なら言葉で十分伝えられると思うが、死ぬまで体罰を行なうものであろうか。心愛さんは新聞の写真では大変可愛い感じであり、生まれたときには「心愛」という可愛い名前を付けており、自分の子供が可愛くない筈は無いと思うが、どうして可愛い自分の子供を虐めたのであろうか。
      最近、警察庁は児童虐待事件の件数を発表したが、昨年は1380件にもなっている。10年前の平成21年には約400件であり、毎年増加して約3.5倍になっている。政府は躾のための体罰を禁止する法律を準備していると聞いているが、法律で禁止するだけで児童虐待をなくすことが出来るのであろうか。児童虐待の実施者は殆どが親であり、自分の精神的な不安定さ、いらいらを子供への虐めで晴らすことになったのであろうか。いらいらの原因が経済的な理由なのか、仕事の不順からなのか、上司等との人間関係の問題なのか・・・、個人的な理由ならば年とともに多くなる現象は少ないと考えられるが、判断力、忍耐力が劣化した人間が増加しているのであろうか。社会環境・経済環境の変化、悪化なのであろうか。
      強盗・殺人等の犯罪の場合でも、警察はその逮捕した犯人から、犯罪の動機、理由を調査していることが常に報じられており、そのデータは膨大なものになっているであろう。しかし、私の浅く狭い経験では「犯罪とその原因」というような情報は発表されていないのではないかと思う。犯罪を減少させるための社会へのフィードバックがなされていないのではないかと思っている。関係者の中だけにデータが眠っており、活用されていないように思う。警察庁は政治家、教育者等の関係者にデータを公開して、犯罪減少のための立法化、教育指導の指針に寄与する必要があるのではないだろうかと思っているところである。
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