近頃思うこと(その33)/沢辺栄一@クラス1955
記>級会消息 (2018年度, class1955, 消息)
梅雨前線の停滞で未曾有の大水害が発生し、200名以上の方が亡くなられ、数十名の方が行方不明になっていると報じられている。
亡くなられた方の御冥福をお祈りすると共に、災害に遭われた多くの方にお見舞いを申し上げます。全く考えても見なかった水害で突然命を亡くされた方はこの不本意な死を大変残念に思いながら亡くなられたのではないかと拝察する。
うろ覚えであるが、昭和50年代までは梅雨と言えばしとしとと雨が全国的に降って、稲作などの農業と水の供給において恵の雨と言われていたと思う。平成に入って梅雨の時期に局地的に豪雨が降るようになって、昔は土砂崩れ、洪水などの水害と言えば台風によるものであったのに、梅雨前線の定着による局地的豪雨が災害を齎すようになった。それも毎年九州など西日本において災害が発生している。去年も災害を受け、今年も同じ災害でうんざりすると発言している人をTVは報じていた。年々梅雨前線による災害の地域的範囲が拡大しているようにも感じている。
今回の豪雨は九州、四国、中国、近畿、中部の各地方に亙る恐ろしく広い地域での自然現象で、TVで気象庁は海水の高温化により豪雨が発生したと報じていたが、毎年この時期にこのような災害が発生したら堪ったものではない。災害により日本が立ち行かなくなるのではないかとさえ感じる。
今回の豪雨は九州、四国、中国、近畿、中部の各地方に亙る恐ろしく広い地域での自然現象で、TVで気象庁は海水の高温化により豪雨が発生したと報じていたが、毎年この時期にこのような災害が発生したら堪ったものではない。災害により日本が立ち行かなくなるのではないかとさえ感じる。
結果的には今回の自然災害は地球温暖化による異状気象によるものと判断できる。地球温暖化は炭酸ガスの発生によるものと言われているので、炭酸ガスを発生する石炭・石油による発電を止め、炭酸ガスを発生しない発電に変える必要がある。異常気象を昔のように正常にするためには全世界で協力していかねばならないが、国際社会ではアメリカとか中国のように自国優先でしか行動しない国があるので、それらの国を説得するには時間が掛かると思われる。
監督の名前も映画の題名も忘れたが、数年前にある映画監督が原子力発電とその放射能の影響を糾弾するための映画を制作するため調査を行ったところ、化石燃料による発電では数百万人が死んでいるのに、原子力発電ではたったの十数人の死者しか出ていなかったことに驚き、計画を変更して原子力発電推奨の映画を制作したという話を聞いたことがあった。
監督の名前も映画の題名も忘れたが、数年前にある映画監督が原子力発電とその放射能の影響を糾弾するための映画を制作するため調査を行ったところ、化石燃料による発電では数百万人が死んでいるのに、原子力発電ではたったの十数人の死者しか出ていなかったことに驚き、計画を変更して原子力発電推奨の映画を制作したという話を聞いたことがあった。
単純思考の私は世界的な異常気象を1日でも早く正常気象にするために、全世界の各国が全ての発電所を他の発電と比較して効力の大きい原子力発電に早急に変えることを願っているところである。
2018年7月16日 記>級会消息
異常気象を正常気象に戻すために、炭酸ガスを発生しない発電に変えることには小生も賛成ですが、原子力発電へ変えることには少し疑問を感じています。福島原発の事故のこと、及び原子力発電所の廃炉費用の莫大さを考えて、出来れば風力発電、太陽力発電、その他発電への変更に力を注ぐべきではないでしょうか。
他の皆さんは如何お考えですか?。
コメント by 高橋郁雄 — 2018年7月17日 @ 09:37
今回の大水害が地球温暖化による異常気象で起きたことは沢辺兄のおっしゃる通りと思います。私の故郷は倉敷で、TVで惨状が報道されています。昨秋、お墓詣りに帰郷しましたが、台風でお墓のある森の登り口が土砂崩れを起こしており、山陽TVでは放映されました。岡山県は気候が良いと思っていましたが、最近は様変わりです。
原子力発電に関しては、高橋兄の意見に賛成です。事故や廃炉費用については、見通しがついていません。トイレのないマンションと言われていますが、毎日放射性廃棄物が排出されています。事故による廃棄物も、その後の管理の現状を考えると、無責任さにあきれていま。フランスで再処理された廃棄物が、貨車で欧州を通り抜けシベリアへ運ばれている映像を民放のTVで見た記憶があります。いずれ川を流れて日本海に舞い戻ってくる可能性もあると思います。
コメント by 大橋康隆 — 2018年7月17日 @ 14:31
私の発電エネルギーに対する認識はお二人と少し異なっており、ここに私の思っていることを記す。
太陽電池等再生エネルギーに対する期待はあまり持っておりません。現状では原子力発電に対する期待が大きいのです。2011年3月の東日本大震災の時に福島第1発電所など原子力発電所の放射能が非常に大きく話題になりました。その頃に書いたブログの原稿「近頃思うこと(その23)」に原子力発電や火力発電に相当する値の発電を再生エネルギーで行う場合の大変さを報告したが、その時使用した資料を探したが現在見付からないので、正確に再掲することが出来ないので「近頃思うこと(その23)」を読んで頂きたいと思う。また、放射能に対しては「近頃思うこと(その25)」を読んで頂きたい。
私は発電エネルギーに関する専門家ではないので、自分でちゃんとした計算結果を示すことは出来ないので専門的に検討されている方が居られたら教えて欲しいと思う。
私は原子力発電が現時点では最も効果があり、コストも最低で最も早く異常気象を減ずることが出来るのではないかと思う。太陽電池など再生可能エネルギーでは異常気象の拡大に追い付かない、間に合わない、また不可能ではないかとも思っている。日本では太陽電池発電の用地は非常に広い面積を必要とするので場所を確保することが非常に困難と思う。山等の森林を伐採することも考えられるが、別の環境問題が発生する可能性がある。アメリカ、中国やアフリカ等広い砂漠があるところでは要求に応ずることのエネルギーを作ることが出来ると思うが、世界国家が出来ていない状態では他国にエネルギーを左右され、自主的な独立国家にはなれないのではないかと思う。また、風車発電にも非常に多くの台数を必要とする。
原子力発電の最大の問題は核燃料廃棄物の処理である。この問題が解決するまでは原子力発電に取り組めないと言う状態ではないのではないか。先ずは原子力発電により、異常気象をなくし、人間の智恵により、使用済み核燃料の半減期を早める方法を考案することもできるのではないかと思っている。
(2018.7.19日)
コメント by 沢辺栄一 — 2018年7月19日 @ 13:38