パドヴァと周辺の旅/大橋康隆@クラス1955
記>級会消息 (2017年度, class1955, 消息)
2001年8月10日朝、待望のブレンタ川巡りの1日ツアーに参加した。ホテルで予約券を受け取り、パドヴァのバスターミナルに急いだ。
写真4パドヴァ大学
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写真5シニョーリ広場
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写真6ラジョーネ宮
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8月11日朝は小雨が降っていた。良い機会なのでパドヴァ大学を見学した。(写真4)英語グループのガイドさんは女子学生であった。ガリレオが教えた講義室や、螺旋階段から見下ろす秘密の解剖教室(Teatro Anatomico)は圧巻であった。世界最初の女子卒業生の像もあり、家内は喜んでいた。パドヴァ大学見学後、外に出たら小雨は止んでいた。大学の西方に続くエルベ広場(Piazza Erbe)とシニョーリ広場(Piazza Signori)(写真5)を訪れた。周辺には様々な建築物があるが、ラジョーネ宮(Palazzo della Ragione)は壮大であった。 |
写真7バジリカ
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写真8キエリカーティ宮
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写真9ロトンダ
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8月11日午後は、パドヴァからバスで西方に向かい約40分後にヴィチェンツァ(Vicenza)に到着した。この町は華麗な館が昔の栄華を残して静かで美しい。町の中心部にあるシニョーリ広場(Piazza del Signori)を訪れると、アンドレア・パッラーディオ(Andrea Palladio)の代表建築と言われるバジリカ(Basilica)(写真7)が壮大な姿を現した。この広場から北東にアンドレア・パッラディオ大通りを進むと、キエリカーティ宮(Palazzo Chiericati)(写真8)に到着する。現在は市立博物館となっており、多くの名画を鑑賞できる。博物館の北方にオリンピコ劇場( Teatro Olimpico)があるが、パッラーディオ最後の作品といわれている。ここまで来ると、どうしてもパッラーディオの傑作「ロトンダ」(Rotonda)を訪れたくなる。定期バスに乗り、次の停留場で降りて、坂道を登りロトンダを訪れた。(写真9)ここからはヴィチェンツァを一望でき、ユネスコの世界遺産になっている。見とれていると時間は飛ぶように過ぎて、夕暮れ近くになったので、大急ぎで坂道を下り、バス停留場で無事乗車して、ヴィチェンツァに到着し、バスを乗り換えてパドヴァに帰着した。 |
2017年11月1日 記>級会消息
北イタリアの旅、特にこのBrenta川のクルーズは堪能して拝見しました。
前のレポートでVeneziaへの日帰り旅を見て、勿体ない何故そこで泊らなかったと思いましたが、今度の旅行記でPadovaに何泊もされた訳が判る様な気がします。長い歴史の海洋交易で巨大な富を築いたVenezia人が、その晩年に陸に遺した足跡がこれらのVillaの様に拝見しました。
此処からLombardia地方は歴史も豊か、続編を期待しています。
コメント by 小林 凱 — 2017年11月4日 @ 16:19