納所君の訃報に接して/武田充司@クラス1955
記>級会消息 (2014年度, class1955, 消息)
11月25日(火曜)の午後、大野君から電話があって、メールを見たかというので、僕はまだ見ていないというと、納所君が亡くなったのだという。
大野君と手短に話をしたあと電話を切って直ぐにPCを起動してメールを開くと、大曲君からのメールが入っていた。そんな馬鹿なことが!・・・と思いつつも、納所君が11月15日に急逝したことは間違いない事実なのだと、もう一度納得し直したのだが、どうにも気持ちが治まらなかった。
彼と最後に会ったのは、10月20日(月曜)で、来年の11月5日に開催予定の60年会の会場を予約するために品川プリンスホテルの2階の喫茶店で幹事会を開いたときだった。大野、小松、林、納所の諸君と僕の5人で、昼食代わりのサンドイッチを食べながら最後の詰めをやり、1時過ぎからホテルの担当者と会って予約を入れ、前回の調査で見た会場をもう一度幹事全員で検分し、あれこれ再確認し、さらに必要な事項をいろいろお願いした。このときのチェック項目やそれに対する我々の考え方とか注意点を詳細なメモにまとめて、事前に我々に配布して当日に備えていたのが納所君だった。
彼のそうした周到さはこのときに始まったことではなく、2011年の年明けに最初の幹事会を新宿で開いたときも、その場所を選んで予約してくれたのは納所君だったが、その第1回幹事会で彼は会計を直ぐに引きうけてくれた。そして、今年になって会場選定のために我々があちこちのホテルを訪問したときも、ホテルの担当者から見積りをもらい、説明を聴き、会場を見せてもらって質疑したあと、彼はそれらの雑多な情報を10数項目に分類整理して比較表にまとめ、それぞれの会場の特徴が項目ごとに一目で比較できるようにしてくれた。この比較表が幹事会の前にメールで彼から送られてきていたので、会場決定の幹事会は効率的で実のある議論ができたのだ。
アンケート調査の結果がまとまったときにも、この調査結果の簡単な報告を兼ねたお礼の葉書を皆さんに出そうではないかという話になり、僕は年賀状の代わりに出したらどうかと呑気に構えていたら、納所君は、それでは遅すぎる、もっと早く出すべきだと主張して、結局、11月1日投函を目指して作業することになったのだ。いま想えば、彼は妙に急いでいた?そして、勤勉すぎた?のではないかと心が痛む。
いつの幹事会でも納所君は元気で頼りになる存在でしたから、来年の60年会まではこのメンバーでやって行けると僕は勝手に思い込んでいたのですが、天はそれを許さなかった。残念です。心から納所君のご冥福を祈ります。あとは何とか僕らが頑張って来年の60年会を無事やり遂げなければと思っていますが、納所君がやがて我々も行くべきもうひとつ世界からこれまで同様に厳しい目で我々を応援してくれることを祈っています。
2014年11月27日 武田充司(60年会幹事代表)
2014年12月1日 記>級会消息
11月25日に大曲君からの突然のメールを開いた時には、本当かという思いで呆然とした。ここ1,2年、60年会の幹事の一人として度々会っていたし、去年は小平オーケストラ公演に招かれて彼の元気な演奏ぶりを目にしたばかりだったのが、どういう事なのかと信じられなかった。早速、このブログの最初に書かれているように、幹事代表の武田君に電話した次第である。
暫くして、この正月に納所君と彼の新住所のアドレスの事でメールをやり取りしたことを思い出して改めて見直して見た。その中で、1月9日に受け取ったメールに、彼が脳に4個の動脈瘤を抱えていて破裂すると蜘蛛膜下出血になる危険があると主治医から告げられていたことが書かれていた。ただ、医者の話では、 7mm を越えたら手術が必要だが、今の所4.5mm 程度なので、血圧をコントロールしながら様子を見ようと云われていたようだ。その少し前には西君が脳梗塞で倒れたこともあり、納所君自身も気にはなっていたようだが、幹事会で会った時には特に話を聴く時間もなく過ぎてしまったことが悔やまれる。
健康に関する情報に関心のより深い妻の話では、5mm を超えた動脈瘤は危険だというので、ネットで調べて見た。5~7mm はかなり危険で、5mm 以下でも危険度の高いものもあるというのが最近の意見のようであった。ただ、医者によって判断は分かれるので、心配な場合にはセカンドオピニオンを求めるべきとの記事もあった。
同期会でも、一昨年に三井君、寺崎君、昨年は西君、今年になって森山君、納所君と全てが動脈瘤ではないが、旅立ちを急ぐ仲間が増えている。我々も健康には十分注意して、来年の60年会では元気な顔を見せあえるように努めましょう。
なお、納所君の個人メールを許可なく発表することは気になるが、遠くに旅たった彼に心の中で断りつつ、このコメントを書かせて頂いた次第です。 (2014.12.9記)
コメント by 大野 栄一 — 2014年12月9日 @ 22:04