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  • 8月の花便り/高橋郁雄@クラス1955

     猛暑の夏も漸く終わりを告げているようです。今回は向島百花園と座間市の座架井橋南側ひまわり畑からの報告です。

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    ヒオウギ オイランソウ(赤) オイランソウ(白)
    【●ヒオウギ●オイランソウ(赤)●オイランソウ(白)●ギボウシ●コバギボウシ●キキョウ●フヨウ】の7点は8月12日に向島百花園で撮影しました。(撮影した時間は午後3時頃です)
    ●ヒオウギ(桧扇):花はオレンジ色で斑点がある6弁花です。名前は葉の様子から付けられています。即ち葉が扇状に出るので、桧の薄板で作った扇(桧扇)に例えて名付けられたそうです。残念ですが、この写真からは葉の様子を確認できません。
     実は光沢のある球形で秋になると漆黒に熟すので「射干玉(ぬばたま)」と呼ばれる。「ぬばたまの」は「夜・夕・髪」などの黒に関連のある文字の枕詞(まくことば)として使われる。【例】:「ぬばたまの 夜の更けゆけば 久木(ひさぎ)生(お)ふる 清木川原に 千鳥しば鳴く」(万葉集:山部赤人)
     花言葉=「誠実・誠意・個性美」
    ●オイランソウ(赤)●オイランソウ(白):初めて見た花だと思って撮影しました。帰宅して調べたら、昨年の9月1日号のこのブログに載せた「草夾竹桃」の別名だということが判りました。別名に「フロックス」もあります。花の香りが、花魁(オイラン)の白い粉の香りに似ているので「オイランソウ」といわれます。白いオイランソウを見たのは、向島百花園が初めてです。
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    ギボウシ コバギボウシ キキョウ
    ●ギボウシ(擬宝珠)●コバギボウシ(小葉擬宝珠):ギボウシは2011年8月1日号のこのブログに掲載済みです。葉の大きさによって、オオバギボウシ・ギボウシ・コバギボウシに分類されているようです。花の蕾が「擬宝珠」に似ていることから名付けられたとか・・・。花は朝開き、夕方には萎んでしまう(一日花)だそうで、午後3時頃は萎みかけていた状態だったかなと思っています。一本の茎にいくつもの蕾が付いて下から上へと次々に咲いていくようです。  花言葉(ギボウシ全般)=「落ち着き・静かな人」
    ●キキョウ(桔梗):先月のこのブログで桔梗(白)を掲載したばかりですが、今月は紫色の桔梗を掲載しました。前回も英名が[Balloon flower]であることを書きましたが、それに因んで「桔梗の花 咲く時ぽんと 言いそうな(加賀千代女)」などと俳句が詠まれています。
     平安時代の辞書には「阿利乃比布岐(ありのひふき)」として載っているそうです。蟻が桔梗の花びらをかむと、蟻の口から、蟻酸(ぎさん)が出て、桔梗の花の色素(アントシアン)を変色させるために、紫の花の色が赤く変わる(蟻が火を吹いたように見える)のだそうです。この場合の桔梗の花色は紫色であったということですね。
      花言葉=「清楚・気品」
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    フヨウ トウゴウギク? ひまわり
    ●フヨウ(芙蓉):芙蓉の花色は普通はピンク色ですが、今回は白の芙蓉を載せました。「白芙蓉の 白きより 白きはなし(高浜虚子)」などと詠まれています。フヨウの花のように美しいしとやかな顔立ちのことを「フヨウの顔」と言うそうです。たった一日、命を与えられた花という意味で「芙蓉」は秋の季語なっています。  花言葉=「しとやかな恋人・繊細美・微妙な美しさ」
    【●トウゴウギク(東郷菊)?:●ひまわり(向日葵)】の2点は、8月16日11時頃に、座間市のひまわり畑で撮影しました。
    ●トウゴウギク:東郷平八郎元帥が明治末年にロンドンのキュウ植物園から種子をもらい受け、向島百花園の園主に贈ったものです。昭和18年にトウゴウギクと名付けられました。8月12日に百花園へ行った時に少し咲いていたのですが、ルドベキアだと思いあまり気にも留めずに帰宅しました。百花園で購入した花ごよみを帰宅後に読むと、トウゴウギクだと判りました。そして、8月16日にひまわり畑の中に、トウゴウギクと思えるこの写真に遭遇したわけです。向日葵会場ではこの花の名前の看板はありませんでしたが、まさしくトウゴウギクだと思い載せました。そんな意味で?マークを付けました。
     トウゴウギクはルドベキアの仲間で、原産地は北アメリカです。9月15日の誕生花。花言葉=「常に快活・上機嫌」。
    ●ひまわり(向日葵):一昨年および昨年の9月1日号のこのブログに掲載済みです。この暑い夏を代表する花と思い再掲しました。
     8月17日の誕生花であり、ロシアの国花です。
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