3月の花便り/高橋郁雄@クラス1955
記>級会消息 (2014年度, class1955, 消息)
今年の3月の前半は寒い日が続き、桜の開花も例年より遅いと思っていたら、下旬(25日)には靖国神社の桜開花が宣言され、急速に春が近くなってきました。今回は向島百花園、城山カタクリの里および自宅近辺からです。
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侘助椿(太郎冠者)
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梅(白加賀)
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紅梅(紅千鳥)
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上の3点(●侘助椿、●梅:白加賀、●紅梅:紅千鳥)共に3月11日に向島百花園で撮影しました。
●侘助椿(わびすけつばき:たろうかじゃ):椿の中でも花弁が開ききらずに筒形に咲く一重咲きが特徴とか…。俳句では「侘助」は冬の季語だそうです。織田信長の弟で、茶人であった織田有楽斎長益が、茶の湯席で好んで用いたと伝えられている。
花言葉=「控えめ・静かなおもむき・簡素」
●梅(白加賀):北陸方面で栽培されていた品種。梅干しに使う梅の種類と言えば南高梅が有名ですが、時に白加賀梅と呼ばれる品種も美味しい梅干しができると評判になっているようです。
●紅千鳥:中国原産で、日本へは古代に渡来したという。小さいがよく引き締まる花を咲かす、まるで千鳥が飛び交うようにということでこの名前になったとか…。 |
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まんさく(金縷梅)
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カタクリ(片栗)
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豊後梅
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●まんさく(金縷梅):3月12日に我が家の近所で撮影しました。
2月3月と暦は進んでも、余寒がつづく早春、万花にさきがけてマンサクが咲く。「先ず咲く」が訛って「マンサク」の名ができた、と言われているように、花弁のちじれた黄色い花は春の先ぶれである。花弁4、萼片4、雄しべ4、という4ずくめでまるで切紙細工でも見るように、手足を四方に伸ばしたような恰好は、まさに豊年満作の踊りのように見えます。
花言葉=「霊感・ひらめき・直感・神秘」
以下の5点(●カタクリ:片栗、●豊後梅、●黄花節分草、●菊咲いちげ、●雪割いちげ)共に3月23日に城山カタクリの里で撮影しました。
●カタクリ(片栗):花は下向きに咲き、陽があたるときのみに開く。写真を撮るには腰をかがめなくてはならず、苦労しました。種が地中に入ってから平均8年目でようやく2枚の葉を出して開花する。球根から「片栗粉」が作られる。現在片栗粉として売られているのは8割がじゃがいも、2割がさつまいものデンプンから作られているとか…。本物の片栗粉は薬局で売っているようです。
花言葉=「初恋・嫉妬・寂しさに耐える」
●豊後梅:アンズとウメの間種という説あり。実は直径5cmほどで熟すと黄赤色になる。大分県の県花・県木。 |
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黄花節分草
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菊咲いちげ
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雪割いちげ
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●黄花節分草:原産地はトルコ。根にはアコニチンという有毒物質を含む。嘔吐、頭痛、麻痺などの中毒症状をひきおこすので、要注意。
花言葉=「人間嫌い」
●菊咲いちげ(菊咲一華):菊のような花を咲かせる一輪草の意で(キクザキイチゲ)と呼ばれる。
花言葉=「静かな瞳・追憶」
●雪割いちげ:とても淡いピンク色の花。(一輪草の仲間)花弁は8~12枚である。
花言葉=「幸せになる」 |
2014年4月1日 記>級会消息