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  • 三春滝桜と紅枝垂地蔵ザクラ2012/森山寛美@クラス1955

     福島県三春町の「三春滝桜」は日本三大桜として有名ですが,今年は例年になくテレビや新聞でよく取り上げられました。


    特にNHKは東日本大震災復興のシンボルとしてかなり力を入れて取り組んだようです。小生も一念発起,遠征撮影に挑戦しました。小生宅から約230km,3時間以上のドライブです。
     車による「三春滝桜」へのアクセスは,磐越道の「船引三春IC」または「郡山東IC」からの2ルートが設定されています。天気予報と開花情報を綿密にチェックして4月28日が絶好と判断したのですが,大型連休初日で極端な渋滞が予想されるので,「船引三春IC」の一つ手前の「小野IC」で磐越道を降り,県道65号線と40号線を利用することにしました。大駐車場の6:00am開錠時刻に間に合うよう柏を3:00amに出発しました。予定通り6:00amには現地に到着したのですが,渋滞はすでに始まっていました。それでも指定2ルートからの車の列に途中から割り込むことができ,指定のルートを避けたのは正解でした。
     大駐車場を出ると観桜料300円で入場券を入手して入場となりますが,「三春滝桜」までは石畳の道路など環境がよく整備されており,毎年訪れる30万人の受入れ体勢が整っていると感じました。「三春滝桜」は交通の便が悪く,850台収容できる大駐車場への入り口が一か所しかないこともあり,これがネックになって観桜サイトでの極端な混雑が避けられているように思いました。
     「三春滝桜」は評判に違わず巨大で美しく圧倒されますが,見る方向によって印象がかなり変わります。東側はほぼ全面花ですが,西側は樹齢約1000年の巨大な幹やのたうつ枝がよく見え,前者の優しさと対照的に骨太な印象を与えます。樹齢1000年の古木を見事に咲かせ続けるにはそれなりの苦労があるはずで,関係者のかくれた努力には敬意を表したいと思います。
     「三春滝桜」から南に約5kmのところに「紅枝垂地蔵ザクラ」があります。「三春滝桜」の娘に当たり,「三春滝桜」が福島県の東の横綱「地蔵ザクラ」が西の横綱ともいわれているようです。樹齢約400年の「地蔵ザクラ」は,見事な枝振りの濃いピンクの枝垂れ桜です。「地蔵ザクラ」へは通常なら「三春滝桜」から10分で行けますが,「三春滝桜」の大駐車場からの出口が渋滞回避のため「地蔵ザクラ」へは直接アクセスできないようになっており,かなり遠回りとなりました。

    2 Comments »
    1. 三春の滝桜、十分に楽しませていただきました。桜の様子がよくわかる映像でした。小生がこの桜を見に行ったのは2003年の4月でしたが、その時にくらべてずいぶん周辺が整備されたようです。たくさんの観光客が来るためでしょう。私は渋滞を恐れて京王観光のバスを利用しました。そのときも大変いいお天気で桜はまさに満開の時でした。我が家の枝垂桜、昨年はいまいちといった感じでしたが、今年は私のイメージ通りに咲いてくれ、近所の方たちもみなさん楽しんでくださいました。樹齢は20年ほどでしょうか。しかし後が大変。散った花びらそして次に萼の清掃に追われました。秋にもう一度落葉の時期があります。桜はやはり他所で楽しむのに限ります。

      コメント by サイトウ — 2012年5月5日 @ 23:16

    2.  3時間以上もドライブしての取材お疲れ様でした。私はまだこの桜を見たことがありませんが、機会があったら見たいと思います。

      コメント by 高橋郁雄 — 2012年5月6日 @ 07:35

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