ブルージュを歩く/大曲恒雄@クラス1955
記>級会消息 (2011年度, class1955, 消息)
前回の武田レポートに触発されて「ブルージュ便り」をまとめることにした。
ブルージュとは「橋」の意味、英語のBridgeに相当する。その名の通り運河にかかる橋が非常に多く、ガイドブックによれば50以上あるとのこと。
13~14世紀にハンザ同盟の主要都市として栄えたが、15世紀末に運河の沈泥で船の出入りができなくなり街の発展が止まってしまった。そのため中世のままの風景が残り、天井のない博物館と言われている。
街の中央にあるマルクト広場(*)は旧市街の中心で、四方を歴史的な建物群(鐘楼、州庁舎、昔のギルドハウス群など)に囲まれている。
鐘楼は街のシンボルで1300年頃の建造、何度か拡張工事が繰り返されて塔の最上部は15世紀末に完成した。高さは83m、366段の階段で登ることができ、ブルージュの町並みを一望できる。また、ランドマークでもあり、街のどこからでも見える。鐘楼は1999年、また旧市街は2000年にそれぞれ世界遺産に登録された。
(*) ヨーロッパには「マルクト広場」のある街が幾つもある。例えば、ハイデルベルク、ローテンブルク、ブレーメン、アントワープ、ミルテンブルク、等々。
ブルージュを歩いていると馬車によく出会う。また直接出会わないまでも、どこからか蹄(ひづめ)の音が聞こえてくる。ビデオの中にも何回か出てくるが、まさに「ブルージュには馬車がよく似合う」という感じであった。
小生は2003年5月ブルージュを訪れた。「ベネルックス三国ツアー」の中の1ステップで半日足らずの滞在だったが、多くの街を訪れた中で特に思い出に残った街の1つであった。
2011年9月6日 記>級会消息
ブルージュの美しい写真とmovieを有難う御座います。僕も、ブルージュで、あのボートに乗って運河を一周する観光を楽しみました。それと、マルクト広場、欧州の都市なら何処にでもあるとは言え、やはりあの広場で写真を撮ったりして、歩きまわりました。
コメント by 武田充司 — 2011年9月5日 @ 23:43
ブルージュの落ち着いた佇まいをよく表現した映像、いつもながらの感心です。楽しくメモリーをリフレッシュできました。
この街には運河めぐりと馬車のほかにもうひとつ、エンブロイダリー(レース編み)があります。マルクト広場への入り口あたりの陽だまりでおばあさんがレース編みをしていたのをご覧になったでしょう。街のはずれにはレース編みの学校まであって作品の展示、簡単な講習もしてくれます。小さい糸掛けの器具を上手にあやつる子供たちの様子が印象的でした。
コメント by サイトウ — 2011年9月6日 @ 10:40
ブルージュの素晴らしい映像をすっかり堪能させてもらいました。鐘楼の鐘の音も懐かしく思い出しました。
私は、2004年8月に訪れ、ボートに乗って運河を一周し、更にあちこち歩き回り写真を撮りました。当時は家内が勤めていたので、夏休みの暑い盛りでしたが、暑さなどすっかり忘れてしまいました。前日の夕方、オランダのデルフトから列車で到着し、駅の近くのホテルに2泊して、翌朝ブラッセルへ出発しました。この地は油絵の題材の宝庫で、私は2枚を展示会に出展しました。油絵の仲間の多くが当地を訪れ、様々な場所を様々なアングルから描いています。斉藤さんがコメントされたレース編みのおばあさんの写真も撮らせてもらいました。
コメント by 大橋康隆 — 2011年9月7日 @ 10:38
コメントいろいろ有り難うございました。皆さんのメモリー・リフレッシュに役立ったようで嬉しく思います。
残念ながら、斉藤さんの指摘された「レース編みのおばあさん」には気がつきませんでした。
前夜はアントワープ泊まり、朝バスでブルージュに来てアチコチ歩き回り、マルクト広場近くのレストランで昼食を済ませたら直ぐにゲントへ向けて出発、と慌ただしい旅だったものですから・・・。
コメント by 大曲 恒雄 — 2011年9月7日 @ 10:46