大河ドラマのロケ地「ワープステーション江戸」/森山寛美@クラス1955
記>級会消息 (2010年度, class1955, 消息)
大河ドラマに限らず,映画やテレビドラマには様々なロケ地が使用されています。最近では,各県にフィルムコミッションといった部署ができ,積極的にロケを誘致しています。
ウィキペディアの「フィルム・コミッション」を見ると全国に141のフィルムコミッションが列挙されています。映画やテレビドラマを見ていて知っているロケ地が出てくると,「あっ,あそこだ!」と親しみが湧いてきます。
NHKの大河ドラマ「竜馬伝」の舞台は,第1部の高知,江戸,第2部の高知,京都,神戸から第3部の長崎に移りましたが,第1部,第2部でよく使用されたロケ地に「茨城県つくばみらい市」があります。オープニングのクレジットタイトルで,撮影協力として「茨城県つくばみらい市」をよく見かけますが,これは今回取り上げる「ワープステーション江戸」が舞台です。「ワープステーション江戸」は,茨城県つくばみらい市にある,江戸の町並みを再現した歴史公園です。2000年に開園,その後倒産,運営委託など幾多の変遷を経て,現在はNHKエンタープライズに貸し出され,主にNHK大河ドラマや時代劇のロケ地として使用されています。
最近の大河ドラマでは,「篤姫」の江戸城,「天地人」の米沢街道筋,「竜馬伝」の江戸,高知,神戸,伏見などの場面に頻繁に使用されているようです。また土曜時代劇にもよく登場します。ロケの撮影は禁止されていますが,ロケが行われていないときは閑散としており,ゆっくり撮影ができます。実際のロケ時には,建物その他が追加されたりしますので,閑散時に見たものとは印象が違ってくることがありますが,一度ベースとなる建物や配置を頭に入れておくと,大河ドラマに更に興味がわくというものです。
2010年8月11日 記>級会消息