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  • パソコンインストラクタ講座苦労話など/小松凱@クラス1955

     (1)いきさつ
    ●4~5年前から、横浜・戸塚区の老人会事務局の依頼でパソコン講座をはじめました。

    生徒は区老連の会長はじめ、高齢の方ばかりで、理想?思い込みは高いのですが、実際に手や指は動かず、頭も融通が利かずなかなか進みませんでした。
    ●施設は、区役所の別館で、老人会事務局を通してさらに区の社会福祉課が管理していて、実にあいまいな管理でしたから、苦労しました。補助金が出ている以上、余り無理は言えませんでした。
    ●1年を経て、当時、私が中国語の勉強をしていた区の福祉施設に移しました。比較的、自主的に運営ができて、まぁまぁの効果が出たと思います。中国語学習で知り合った方々のご協力のお陰でした。
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    ●一昨年春、私は細菌性髄膜炎という危険な病気にかかりました。最初の病院では当初は風邪?という判断で入院治療していましたがひどくなる一方でした。CTやMRI診断で髄膜炎、肺血症ということになり、近くの国立病院に救急車で転送、脊髄注射で検査、点滴治療を受けました。奇跡的に後遺症も殆ど無く1ヶ月入院治療後に退院できました。
    ●お陰で老人会会長を引退できましたが、パソコン講座は引退できませんでした。
    ●逆に、新しい講座を頼まれました。一旦お断りしたのですが、一晩考えて、テキストを通じて一寸遠い関係のある大学の先生にお願いしたら女子学生を紹介してくれました。その学生に半年、講義をしていただき、その後、以前から続けていた講座と並行して運営しました。
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    (2)そんなことで、冗談半分に、パソコン講座を、幼稚園コース、小学校コース、中学校・・、高校、大学、大学院・・と続けて、後がなくなりましたので、インストラクタ講座を思い立ちました。(私も78歳になりましたので、引退を視野に入れて・・・)福祉施設にお伺いを立てたら大賛成!ということでした。早速今年5月から月2回、半年間ということで区の広報誌で10名定員で募集をしました。
    ●男性7名、女性5名の応募がありました。(私は、応募者G少なかったら、これまでの講座の生徒を振り向けて・・と思っていました。)
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    (3)開講初日に自己紹介のついでに、能力のマトリックスを自己申告して貰いました。
    ●4人単位の3Grに編成して、それぞれで教え合う、学び合う体制にしました。
    ●一応、ワード、エクセル、メールなどができる・・という初期条件が確認できました。
    ●これまで普通の講座では、パソコンの操作?という、どちらかと言えば枝葉の技術を中心に教えていますが、どうしても視野が狭く、それから先の伸びがありません。そこで、浅く広い?常識を植え付けようとしています。
    ●ヒューマンウェア、ハードウェア、ソフトウェアの専門家?を選んで個別指導をしています。
    ●幸い、殆どの方がメールを持っているので、専門別に日頃からメールで宿題を与えたり、質疑をしています。テキストや資料は、インターネットで検索させれば殆ど網羅することができますね。これは驚きです!   
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    (4)久方ぶりに電子部品組立工作をやっています。ロボットアーム、電子ピアノなど。半田付け不要のブレッドボードを使ったり、半田付けをしたり、生徒よりも私自身が楽しんでいます。インターネットで検索してメールで購入すると楽ですね。 ロボットアーム617A.JPG 電子ピアノ模型617A.JPG

    ロボットアーム

    電子ピアノ

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    (5)予め情報交換をしておけば、講座当日は、残りの部分を解説すれば良い・・という状況になってきました。重要なことは、相手の話(と言うよりも相手の心情)を良く聴いて、相手にベクトルを合わせて安心(信頼)させて、その後で、方向修正を行うよう心がける・・。これが極めて難しい。皆さん(先生も生徒も)、立派な方が多いから、どうしても教えよう、批評しようとしてしまう。大切なことは、生徒が真似る(学ぶ)という姿勢にさせることだ・・と確信しました。 ダンスなどでパートナーを思いやる姿勢ですね。
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    (6)お陰様で、予想以上の人材、環境で「パソコンインストラクタ(育成)講座」を運営することができています。インストラクタ以外の普通のパソコン講座で指導を実地で経験してもらったり、我が家や近くの自治会館を利用して、補習をしたりしています。10月までが一区切りなのですが、その後は、生徒を中心にOBコースなどを続けさせて、私は静かに引退することができる見通しになりました。まだまだ油断はできませんが少しホッとした気持ちです。

    1件のコメント »
    1. 小松 凱様
       大変な病気を経験され、一歩間違えば重大なことになるところを乗り越えて、全快されたとのこと、まづ心からお祝い申し上げます。
       その後もインストラクター講座の講師を続けられているとのこと、ますますのご発展を祈念しております。

      コメント by 新田義雄 — 2010年7月6日 @ 09:36

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