駒場のクラス会/大曲恒雄@クラス1955
記>級会消息 (2009年度, class1955, 消息)
小生は理一3Bで、同じクラスから電気工学科に進んだクラスメートには池辺、沢辺、武田の3君がいる。
1984年以降ほぼ5年ごとに集まっているが、9月に久しぶりのクラス会を駒場キャンパスの中で開催したので報告する。
(写真1) 駒場キャンパス正門 |
我々が通っていた頃の駒場は、井の頭線の「東大前」駅から緩い坂道を100mくらい歩いた所に教養学部正門があったが、現在は昔の「駒場」駅と統合されてちょうど正門の真正面が「駒場東大前」という橋上駅になっている。
従って駅の改札口を出て階段を下りると直ぐ教養学部の正門になる。通学には便利かも知れないが、OBにとっては風情が無くて何となく面白くない。正門の前から撮ったのが(写真1)だが、時計台の前の木が大きくなり過ぎて時計のあたりしか見えずこれも面白くない。
会場に行く途中で時計台の写真(写真2・右)を撮った。実は、教養学部修了記念アルバムに載っている時計台の写真(写真2・左)と同じアングルで撮したかったが、木が茂りすぎて全然ダメ。やむを得ず、ぐっと近づいて撮らざるを得なかった。
(写真2)時計台 |
クラス会の会場は「ルヴェソンヴェール駒場」(*)。
昔の同窓会館がファカルティハウスという施設になっており、その入り口にこのレストランがある。フランス語に堪能でない者にとっては大変難しい名前であるが「杯を挙げよ」という意味のようである。本店は京都で本郷にも支店がある。クラス会はレストランの中ではなく、奥のセミナールームに円卓を幾つか並べて行った。緑いっぱいの庭に面した素敵な会場であった。
(*) 2009/5/11の西レポートにも出てくるが、このレストランはクラス会によく使われているようである。
我々のクラスは在籍者が58名いたが、確認できている物故者は10人、
事前に連絡の取れた者が47名、そのうち当日の出席者24名で“喜寿クラス”としては立派なものと言えよう。
乾杯の後、数人がスピーチ。クラス一番の変わり種は神父になったI君で、
神父を志すに至った経緯や現在も修道会などのため東奔西走しているという現況報告を興味深く聞いた。
(写真3)「155歳デュオ」 によるピアノ連弾 |
ハイライトはM君とN君によるピアノの連弾で、
ヨハンシュトラウスの「南国のバラ」とチャイコフスキーの「花のワルツ」を堂々と弾いてくれた。
(写真3)
リード役のM君は高校時代からのピアノの名手でプロ級の腕前。一方のN君は65才でゼロからピアノを始めていて6年前のクラス会の近況報告に書いた所M君から連弾の誘いを受け、以後彼の指導も受けながら腕を上げてきたもの。
“晴れの舞台”でお披露目できてご両人も大変喜んでいた。N君によると、「南国のバラ」の連弾用楽譜はウィーンの老舗楽譜屋で「ピアノ初心者の連弾用に編曲されたシュトラウスのウィンナワルツの譜面は無いか?」と聞いたら、カウンターのお兄さんがニコッと笑って奥から持って来てくれた思い出深いものとのこと。
クラス会は余裕を見込んで3時間設定、もし“だれる”ようなら早めに切り上げようと幹事仲間で話し合っていたがその心配は全くの杞憂であった。久しぶりの集まりは素晴らしく充実したものとなり皆満足してくれたようで、再会を約して駒場を後にした。
2009年11月1日 記>級会消息
確かに、駅の改札口を出て、階段を降りると、直ぐ、正門で、時計台が目に入るので、やっぱり、大曲君の言うとおり、ちょっと味気なかった。昔は、駅から左へ砂利道を少し歩くと、右に正門があって、やっと時計台が見えた。そんなノスタルジックな気分に浸りながら、大変楽しい時間を過しました。しかし、こういうことが出来るのも、あと何年かと、自分の歳を考え、幹事に感謝です。
コメント by 武田充司 — 2009年11月1日 @ 20:39