囲碁とのお付き合い(その4)/小 凱@クラス1955
記>級会消息 (2009年度, class1955, 消息)
大橋康隆様ほか
月曜日早朝出題して、水曜日にヒントを出しました。
正解を出すことよりも、相手の立場に立って失敗手段を
考え、結果として正解を見出すことに意義を感じるように
指導?しています。(正解は次の週の月曜日早朝に
ホームページで開示されるし、生徒の解答に出てくることが多いので・・)
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【碁】第695回初級ヒントです。
原田 実 アマ元本因坊名人の詰碁のホームページ
http://www.hitachi.co.jp/Sp/tsumego/new/problems.html#t01
第695回 初級
原田 実さんのヒント 黒先
がい のヒント
一二三四五六七八九十一二三
一┌┬┬┬┬┬┬┬○┬┬┬┬一 ・・・
二├●●○┼○┼┼○●┼┼┼二 ・・・
三├●○○┼○○○●●┼┼┼三 ・・・
四├┼●●●●●●┼┼┼┼┼四 ・・・
五├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼五 ・・・
六├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼六 ・・・
七├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼七 ・・・
八├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼八 ・・・
九├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼九 ・・・
十├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼十 ・・・
図685-1
(1)「相手の打ちたい処に打つ」で考えてみましょう。
白の打ちたい処は、取敢えず(あ)(四-一)、(い)(五-一)、
(う)(七-一)、(え)(五-三)くらいかなぁ・・と思います。
これらの場所に白が先手で打つと、楽に活きることができます。
(図695-1A参照)
一二三四五六七八九十一二三
一┌┬┬あい┬う ┬○┬┬┬┬一 ・・・
二├●●○┼○┼┼○●┼┼┼二 ・・・
三├●○○え○○○●●┼┼┼三 ・・・
四├┼●●●●●●┼┼┼┼┼四 ・・・
五├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼五 ・・・
六├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼六 ・・・
七├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼七 ・・・
八├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼八 ・・・
九├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼九 ・・・
十├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼十 ・・・
図685-1A
(2)それでは・・と黒が第一手を(あ)▲(四-一)に打つと
白は、ぼんやり?(う)△(七-一)に打って次に(い)(五-一)や
(お)(八-二)を見合いにして活きます。
これでは黒の第一手▲(四-一)は失敗ということになります。
黒の第一手として(い)(五-一)や(え)(五-三)も同じように
白から(う)(七-一)に打たれて失敗ということが分ります。
(確かめてみてください。)(図695-1B参照)
一二三四五六七八九十一二三
一┌┬┬▲い┬△┬○┬┬┬┬一 ・・・
二├●●○┼○┼お○●┼┼┼二 ・・・
三├●○○┼○○○●●┼┼┼三 ・・・
四├┼●●●●●●┼┼┼┼┼四 ・・・
五├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼五 ・・・
六├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼六 ・・・
七├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼七 ・・・
八├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼八 ・・・
九├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼九 ・・・
十├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼十 ・・・
図685-1B
(3)そこで、黒の第一手は(う)▲(七-一)くらいしかない・・
ということが予想されます。いろんな変化がありますが、
試してみてください。(図695-1C参照)
一二三四五六七八九十一二三
一┌┬┬┬┬┬▲┬○┬┬┬┬一 ・・・
二├●●○┼○┼┼○●┼┼┼二 ・・・
三├●○○┼○○○●●┼┼┼三 ・・・
四├┼●●●●●●┼┼┼┼┼四 ・・・
五├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼五 ・・・
六├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼六 ・・・
七├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼七 ・・・
八├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼八 ・・・
九├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼九 ・・・
十├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼十 ・・・
図685-1C
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ぐちゃぐちゃ書きました。
この辺で「囲碁とのお付きあい」シリーズは終わりにします。
小松 凱
2009年8月21日 記>級会消息