有馬温泉の金泉を体験/西道夫@クラス1955
記>級会消息 (2008年度, class1955, 消息)
有馬温泉で太閤秀吉の金泉に浸かってきた。こんな茶褐色の湯に入れるのか?、と思えるような温泉である。
1.場所:有馬の街は六甲山の北側にあり、ホテルや旅館、そして土産物屋が殆ど、言う温泉街である。ここに日帰りで入れる施設「太閤の湯」がある。なお、この施設を含むように「有馬ビューホテル」が建てられており、今回はこのホテルに宿泊した。日帰りなら2400円だが、ホテル宿泊なら、無料で利用出来る。
2.「太閤の湯」:建物は2層になっており、下のフロアの浴室には、金泉、銀泉、などがあり、上のフロアには露天風呂(金泉、銀泉、ハーブ温泉)と岩盤浴がある。ここの金泉露天風呂は直径2,5m程の岩風呂で、秀吉が入った岩風呂を再現したもの。
・奥の丸い風呂が銀泉「ねねの湯」です。
(写真をクリックすると拡大できます) |
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・手前の岩風呂が金泉です。
岩風呂の右側から茶色の湯が 流れ込んでいます。 |
3.金泉:鉄分を含んだ温泉で、地中では無色透明だが、空気に触れると酸化して、茶褐色の湯になる。pHが6,3の「含鉄強塩泉」で、「長時間入浴は控えるように」と注意書きも出ている。肌には相当きついのではないかと思ったが、この金泉の横に「銀泉」と言うラジュームを含んだ炭酸泉があり、これに続けて入ったので、特に問題はなかった。なお、この銀泉は、「ねね」が好んだ由で、「ねねの湯」と名付けられている。
実は50年程前に有馬の旅館で電気絶縁関係の懇談会(京大などの先生も会員)が開催された際、会議の前に旅館の金泉に入浴、そのまま身体を拭いて出て来たが、帰宅後、肌着が鉄臭くて、すべて捨てたのを覚えている。
4.金泉の効果:良く暖まるのは普通の温泉と同じだが、身体の疲労回復効果があるようだ。今回は自宅から通勤ラッシュの高速道を経由しての約2時間のドライブで、若干の疲れ(精神的、肉体的)があったが、到着後の温泉街散策と金泉入浴で、すっかり快復、夕食は格別に美味しかった。
5.金泉岩風呂の写真:パンフレットに写っているが、暗いのでブログで見られるか心配である。
6.翌日は?:丹波篠山に行って来た。別途報告の予定。(11月20日記)
2008年12月1日 記>級会消息
10年前の秋に、娘婿が大阪勤務だったので孫達と一緒に一度だけ有馬温泉に宿泊したことがある。ホテルは有馬グランドホテルだったので、金泉に入ることはなかった。翌日、秀吉も見たという瑞宝寺公園の紅葉を見て帰った。再度有馬温泉に行くことがあればその時はこの記事を思い出して金泉に入ってみたいと思っている。
コメント by 髙橋 郁雄 — 2008年12月2日 @ 09:58
6年前の12月のクリスマスの前に雷の調査の帰りに有馬温泉に初めて一泊した。ホテルは「中の坊・瑞苑」というこじんまりとした純和風の造りで、「太閤の湯」の近くで川沿いにあった。お湯は金泉と銀泉とがあって金泉は湯船であったが銀泉は屈曲した渓流のような流れとなっていて趣のある風情であった。金泉の中ではタオルの使用はご法度であり濃い茶褐色の印象が強烈に残っている。
寒い日であったが久し振りに畳に敷布団という事もあって翌朝は爽やかな目覚めであった。
名物の筆をお土産に好印象で帰路についた。その時のタオルを見る度に有馬を思い出しているが、更に西君の記事によって其の情景を懐かしく楽しく思い出しています。有難くお礼を言います。
コメント by 林 義昭 — 2008年12月3日 @ 22:39