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  • クラス1960(昭35)

    【少しは色気も/山崎 浩】

    私ももう老人といわれる歳になった。「いやいや、まだまだ」と言いたいところだが、人には「老人だからね」と思われるような言動が目に付くに違いない。

    私の机の上には「いくらかは、色気も残してほしいもの」で始まる「いろは歌」のコピーが置いて有り、時折眺めては、自戒し、心がけようとしている。

    先日多田兄から「それは是非ブログで紹介するといい」とお勧めがあったので、ここに載せることにした。クリックで開くので御覧戴きたい。

    この「いろは歌」は、今は亡き義姉がどこからか書写して妻に送ってきたもので、出展が定かではない。どなたかご存知でしたら教えていただきたい。

    ところで冒頭の一首だが、私など老人の色恋沙汰を恥ずべきことのように思っているものだから、最初は「ええっ」と感じたのだった。「少しは、といったって、色気のあるじじいなんぞにゼンッタイなれるものではないぞ」というわけである。しかし最近は、異性としかるべき礼節をもって交際することも「少しは」のうちと解釈して、納得している。

    わが家で最も口に上るのが「に」の一首で、テレビニュースを観ながらつい世も末と嘆くと、すかさず「日本のことは心配するな」と妻に言われるこのごろである。なかなか身につかないのも「老人」ゆえと、開き直ってしまう。ままよ「呑気と気楽は長壽のもと」とあるではないか。

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