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  • 同窓会の近況/理事長 青木利晴

    私、昨年11月の総会で東京大学電気系同窓会の理事長を仰せつかりました。前任の多田邦雄先生はじめ役員の皆様が計画されました同窓会活性化の路線を引き継ぎ、現役員の先生方と具体化の検討や実行を進めております。

    我々電気系の卒業生の同窓会が設立されたのは昭和32年、すでに55年の年月がたち、会員総数も8,954名になりました。おかげさまで長い歴史に培われ、東京大学全体のOB会の中でも、会員数が多く活発な同窓会として際立っております。活動や財政につきましても、それなりに安定していますが、近年のICT化、電気系の学問研究や産業の変化、そして若い方々の考え方などの変化に対して、同窓会におきましても会員のご要望に一層お応えする活動が必要になってきています。

    ところで電気系と一言で言っても、卒業して間もない20代の方から100歳を超える方々までの各世代と、様々な職業や生き方のすべてを網羅した会であります。つまり各学年ごとのクラス会は盛んですが、この同窓会こそすべての学年を縦断する場を提供するものであり、それゆえにどのような立場の方でも会員すべてにとって有意義で、また同窓会へのご関心が深まるにつれ、その関心度合いに応えられる会でありたいと改めて感じております。

    この視点に立って、とくに2007年から先輩の役員評議員の方々をはじめ各クラスの幹事の皆様が活性化にご努力され、同窓会の活動が一段と活発になってまいりました。ご承知のように2007年から4年をかけて活性化を支える基盤作りを行い、会報や名簿のICT化すなわちホームページ・Web名簿・会員一斉メールなどを具体化することにより、情報提供が大いに活発化して会員の皆様の同窓会への関心も高まり、同窓会イベントや総会への参加者も増えてまいりました。あわせて若い方々の理系離れ対策などを検討し、2011年からは、電気系の現役学生さんが行う五月祭企画への資金支援を始め、素晴らしい企画が今年の五月祭全体での「学術・文化・展示部門」で第一位となるとともに、駒場からの進学振り分けに対し、望ましい効果が出ております。また年次を縦断した共通の関心を持つコミュニティやサークルの形成も始っています。

    このように基盤作りが一段落いたしましたので、今後の4年はこの基盤を利用した様々な活動を具体化し、同窓会の一層の活発化を図りたいと思っています。すでに理事会や活性化WGでは様々な案が出ていますが、今後新しい活動を皆様からご提案いただきたく、また活動の実行に参加し協力していただける会員を募っております。

    今後同窓会活動に少しでもご参加いただくことにより、会員皆様の生活がより充実できますよう願っております。

    最後になりましたが、私を含め役員や委員の方々への、皆様からのご指導とご支援を重ねてお願いいたします。

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