ザイオン国立公園/齋藤嘉博@クラス1955
記>級会消息 (2020年度, class1955, 消息)
それをコロラド川の流れと雨風が削ってグランドキャニオンができ始めたのは古生代、ほぼ3億年も昔のこと。そしてこのザイオン国立公園は時代が下がって中生代、1,5億年前の地質の話でスケールは大分違いますが、やはり平原をバージン川と風雨が削って出来たのだそうです。 |
お隣のブライスキャニオン国立公園の生成はさらに下って新生代、三千年ほどまえに浸食がはじまったという。いずれも気の遠くなるようなお話しですがこうしたことをはじめに学んでいれば、先ほどのハイキングの景色に中世ジュラシック期の感触を味わうことが出来たのかもしれません。やはりちゃんと予習をしておくものですネ。
翌日はもう一つのポイント、ナローズへ。バスの終点、テンプルオブシナワバから10分ほど川沿いに歩いて川床へ。そこにちょっとした人だかりが。「アレ、大きな蜘蛛!」と私が口にしたとたんに隣のおじさんが「いや、これは蜘蛛ではなくてタランチュラだよ」と。そうですよネ。蜘蛛なんていう大きな分類ではなく次の科の名前での知識。小さいときからの教育でしょうか。しばらくタランチュラのダンスを見ながら子供のころからの教育の大切さを考えていました。
さて目的はナローズの探検。ここから川のなかを30分ほど歩くと両腕を延ばせばとどくほど高い両岸の岩が狭く迫っているところ。若い人たちが次々と水の中を歩いて行くのですが、ジャブと入ってみるとけっこう冷たい。それに水濡れの後始末も考えると、昨日のエンジェルスと同じようにこれはとても装備と体力が十分ではない我々素人の歩く川ではなさそう。行ってみたいという気持ちとやめた方がという気持ちが交錯してしばらく川面を眺めていましたが、やはりヤメタ!ダメですネエ。オトシですネ。でもしかたがないでしょう。若い方達が楽しそうに水の中を歩いて行くのを見ながら、なるほどこれなら訪問客の数が多いのも頷けると納得したのでした。
この旅、実はブライスキャニオンを訪ねることが目的で、せっかくの機会だからお隣のこのザイオンを訪ねてみようと思い立ったもので、予習不足、準備不足。それでも大変楽しい、勉強になった2003年10月の3日間でした。ブライスキャニオンについてはまたいずれ稿をあらためて。 | |
ザイオンの印象 |
写真はビデオからの再撮像ですのでよくありません。ネットで「ザイオン国立公園」とインプットするとなかなかよい動画をUチューブで見ることが出来ますので是非覗いてみてください。
2021年3月16日 記>級会消息
残念ながらおっしゃる通りザイオン、ブライスキャニオン国立公園共に訪ねて居りません。1976年8月に西部を廻った時ですが、ソールトレークシティから南下の折、もう少し東のルートを走り、アーチスとキャニオンランド国立公園を覗き見してから、コロラド州のメサベルデ国立公園で先住民族の遺跡を見ました。この辺りは本当に見どころが多くて選択に苦労した記憶です。
それにしても斎藤さんは本当にあちこち廻って居られますね。感心します。
コメント by 小林凱 — 2021年3月17日 @ 15:38
残念ですがおっしゃる通りザイオン、ブライスキャニオン両国立公園共に訪ねて居りません。
1976年8月に西部を廻った時ですが、ソールトレークシティから南下の折もう少し東のルートを取りました。アーチスとキャニオンランド両国立公園を覗き見してから、コロラド州のメサベルデ国立公園を訪ねました。この後はデンバーへ行く為、ザイオン迄周る余裕は無くなりました。
それにしても斎藤さんは本当に良く廻って居られるのに感心です。
コメント by 小林 凱 — 2021年3月17日 @ 16:09