「脊柱管狭窄症」闘病記/大曲恒雄@クラス1955
記>級会消息 (2018年度, class1955, 消息)
1.1年近く悩まされて来た「腰部脊柱管狭窄症」(*)にやっとケリをつけることができたので経過を報告する。
(*)腰椎(背骨の腰の部分)の内部を縦に通るトンネル状の空洞(脊柱管)が加齢と共に変形して狭まり、そこを通る神経が圧迫されて足腰に慢性的な痛みやしびれが生じる病気
・1年くらい前から、20~30分歩くと足が痺れたり痙ったりするようになった。しばらく休んでいると直るが、時には立ち往生しそうになることもあった。
・今年になってから太ももやふくらはぎの内側の痛みが加わり、歩くのが辛くなってきた。
・1月にかかりつけの内科医に相談した所、まずツムラの漢方薬を呑んでみるよう勧められ、1ヶ月半ほど試したが効果無し。
・そのことを報告すると神経内科医に相談するよう勧められたので4月初めに受診、MRI検査の結果「腰部脊柱管狭窄症」と診断され、近所のK整形外科を紹介された。
・数日後K整形外科を受診、脊椎への注射と鎮痛剤の処方だった。注射の方は速効があったようで翌日は痛みを感じずに過ごすことができた。鎮痛剤の方は効果不明。
・K整形外科には計4回通院。2回目、3回目も注射と鎮痛剤の処方(鎮痛剤は毎回成分量アップ)だったが、鎮痛剤の方はやはり効果認められず。遂に4回目に手術への切り替えを勧められ、磯子にある横浜市立脳卒中・神経脊椎センター(以下NSCと略記)を紹介された。
・7/27 NSCを初受診、詳細検査のため7/30-31検査入院。その結果確認のため8/10外来受診の後、8/13から本格入院、翌日手術、8/17からリハビリ開始、8/27に患部の絆創膏を剥がしてもらい8/29退院した。
退院してから既に半月以上経つが、ほぼ従来通りの生活パターンに戻っており特に不便は感じていない。なお9/29には“1ヶ月点検”を受けることになっていて、ここで異常が発見されなければ“完治”となるはず。
・「痛みやしびれを感じることなく普通に歩けることの幸せ(これは実際に悩まされた者にしか判らない)」を実感しながら、なるべく毎日Walkingをするよう心がけている。
2.所で、最初に症状が出始めて悩んでいた頃、本屋やインターネットで参考文献を探したら、本やムックが多数見つかりそのうち何冊かを購入した。その主張はほぼ共通していて「腰部脊柱管狭窄症は自分で直せる」、そのためには「最適の運動療法を見つけて続けること」また「手術は最適療法とは言えないし、再発もあり得る」というものである。小生も運動療法の幾つかを試してみたが、どの方法が最適なのか、どのくらい続ければ効果が出るのかがよく判らないまま手術に踏み切った。
また、あるムックによれば国内の患者数は350万人に及び、予備群も含めれば膨大な数に上ると推測されている由。
(2018/9/13記)
2018年9月16日 記>級会消息
手術が成功して無事回復されおめでとうございます。
私も2007年に、30分ほど歩くと右足にシビレを感じ腰が痛んできました。幸いなことに、春ごろ岡村会で吉田兄に会い、その話をしたら「直ちに整形外科に行きなさい。」と言われました。早速、現在泌尿器科で世話になっているJ病院の整形外科を訪れ、MRIの写真を見せられ脊椎管狭窄と宣告されました。よい薬はありませんかと尋ねたが、あまり効果はないが飲んでみるかと言われたので断わりました。心配した家内が、妹の主人から、米国製の良い椅子があると聞いてきて、原宿まで一緒に行き、体に適合した椅子を購入しました。不思議なことに症状は回復しました。
J病院の人間ドックで問診の医師にこの話をしたら、それは誤診で脊椎管ヘルニアですと言われました。以後通院は止めました。
岡山朝日校の同期生で手術をした同期生が2人います。男性の同期生はテニスが出来るほど回復しました。女性の同期生も手術は成功しましたが、不幸にも一年後、不注意な女子高生が自転車をぶっつけて、車椅子生活になりました。
現在の私は、効果的なウオーキング(短距離なら家内同伴で可能。)も出来ないので、踵上げなど出来る範囲のリハビリを自宅でしていますが、一応の効果はあります。
コメント by 大橋康隆 — 2018年9月16日 @ 18:17
先ずは手術が順調に行われた事お祝い致します。実は私も6月に横浜市の健診の際この問題の指摘を受けたので、本レポートも大橋さんコメントも大変参考になりました。
症状は人により差異はあるでしょうが、私は半年前から右足が重い、椅子に座ると右の腰椎に不快な圧迫感を感じて居ました。
私は約10年前に右足の血流(の戻り)が悪い問題があり、その時の症状と似て居て再発したかと思っていました。(以前の血流問題はその後自然に改善して居ました。)
今回症状を申した結果血流問題では無く整形外科の診察となり、腰部脊柱管狭窄症と診断されました。その対処ですが、薬が要る時は処方するからと言われたが特に希望していません。軽い運動やWalkingはお勧めで、その結果は良い気持ちです。生活上の問題は椅子で、食卓の固い椅子では痛みが少なく、PC用椅子がオフイス用キャスター付きので不快感でるので、大橋さんコメントも参考に席の高さや座席形状の改善を検討中です。
大曲兄の29日検査が良い事を祈ります。
コメント by 小林 凱 — 2018年9月17日 @ 16:36
大橋兄、小林兄 コメント有り難うございました
この病は発症した場所(脊柱管のどこか)、脊柱管がどのように圧迫を受けたかによって症状が異なり、結果痛みの感じ方がいろいろなケースに分かれるようです。
小生の場合、「L4/5の高度狭窄」(4番目と5番目の椎骨の間で脊柱管が高度の圧迫を受けた)と診断され、「腰椎推弓形成術(2推弓)」という手術を受けました。
まだ、最終検査(?)前なのではっきりしたことは言えませんが,
散々悩まされて来たしびれや痛みがすっかり治り、普通に歩けるようになったので手術は成功し、完治したものと考えています。
それから、お二方のコメントに出て来た椅子の件ですが、正しい姿勢で過ごす時間をできるだけ増やすために、最適の椅子やクッションを見つける努力をされるというのはとても良いことだと思います。
コメント by 大曲 恒雄 — 2018年9月19日 @ 11:46