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  • 8月の花便り/高橋郁雄@クラス1955

      今回は小石川植物園と新宿御苑からです。すべて8月13日(日)に撮影しました。

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    センコウハナビ ハブソウ エビスグサ
    (●センコウハナビ~●タニワタリノキ)の6枚は小石川植物園で撮影しました。
    センコウハナビ(線香花火):ヒガンバナ科。別名:(フットボールリリー)。熱帯アフリカ東部地方原産。まさに花火みたいな花です。Webでは「温室のなかで咲く」と書いてあったが、小石川植物園では室外に咲いていました。
    ハブソウ(波布草):マメ科。別名:(草センナ、望工南(ぼうこうなん))。熱帯アメリカ地方原産。夏、黄色い大きめの花が咲く。細長い実ができ、種は胃腸薬として使われる。
      江戸時代に「ハブ」にかまれたときに、葉をもんですりこむと直ると言われていたためにこの名前になったらしいが、実際には効き目はそれほどはないらしい。
      健康茶の「ハブ茶」はこの「ハブソウ」の種ではなく、エビス草の種(ケツメイシ:決明子)を使っていることが多い。
    エビスグサ(夷草):別名:(決明)。種を「決明子(ケツメイシ)」という。熱帯アメリカ地方原産。夏に丸っこく黄色い花が咲く。花は下を向いているので写真ではよく判らないのが残念。花の後、弓なりの細長い実がなり、実の中には20個ほどの種(タネ豆)ができる。種子は胃腸、強壮剤などの漢方薬として使われる。
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    オミナエシ オトコエシ タニワタリノキ
    オミナエシ(女郎花):オミナエシ科。別名:「粟花(あわばな)、思い草(おもいぐさ)」。秋の七草の一つ。開花時期(7/5~10/10)。黄色い清楚な5弁花で、山野に生える。「おみな」は「女」の意、「えし」は古語の「へし(圧)」で美女を圧倒する美しさから名付けられた。
    オトコエシ(男郎花):オミナエシ科。別名:「敗醤(はいしょう)」。白い5弁花を咲かせる。(女郎花)と似ているが、茎や葉は(女郎花)より大きい。根は漢方薬になる。
      花瓶に生けておくと、醤油の腐ったような匂いがしてくることから「敗醤(はいしょう)」ともいう。
    タニワタリノキ(谷渡りの木): アカネ科。日本の宮崎県以南から南西諸島、それに台湾、中国、東南アジアに分布。山地の谷間の湿地に生える。8~9月頃、枝先の葉腋に球形の頭状花序をだし、淡い黄褐色の花をいっぱい咲かせる。
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    ノシラン サンゴシトウ ミナヅキ
    (●ノシラン~●ミナヅキ)の3枚は新宿御苑で撮影しました。
    ノシラン(熨斗蘭):百合(ゆり)科。アジア原産。海岸近くの林の中などに生える、軒先でもときどき見かける。花は白くひも状で、8月~9月頃にかけて開花。葉の形が慶事の進物に添える飾りの熨斗に似ており、花がランに似ていることが名前の由来。
    サンゴシトウ(珊瑚刺桐):マメ科ディゴ属。別名:ヒシバディゴ。学名:Erythrina bidwillii。「Erythrina」は赤色の意。「bidwillii」はシドニー植物園でサンゴシトウを作出した植物学者の名。アメリカディゴとErythrina herbacae を人工的に荒廃した雑種。葉が菱形に近く、ディゴの仲間であることから、「ヒシバディゴ」の別名がある。
    ミナヅキ(水無月):
    ユキノシタ科アジサイ属。別名:(ピラミッドアジサイ)。ノリウツギの園芸品種。日本原産。植物のタイプ:樹木(2~3メートルにもなる)。名前の由来:旧暦の6月(水無月)頃から咲くことから、7月~9月ころまで咲く。
      花言葉=「移り気な方」。8月25日の誕生花。
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