スロヴァキアの旅/大橋康隆@クラス1955
記>級会消息 (2015年度, class1955, 消息)
2005年8月にチェコ、スロヴァキア、ハンガリーの旅をした。(注1)顧みると、この時が最後の欧州個人旅行となった。
2005年8月17日の朝、チェコ第2の都市ブルノの駅を8時50分に列車で出発して、スロヴァキアの首都ブラチスラヴァに11時05分に到着した。途中、国境を越える時に、若い女性の車掌さんがパスポートと乗車券のチェックに来た。コンパートメントには6人いたが、薄暗かったため、家内と私のパスポートは廊下に持ち出して朝日のもとで厳重にチェックして承認印を押してくれたのが印象的だった。(写真1)この査証は、8月19日に、ブラチスラヴァの港から出国する時も、道に迷って冷や汗をかきながら間一髪間に合ったので、個人旅行の貴重な記念になった。
ブラチスラヴァ駅に到着して、トラムに乗ってホテル・キエフで一休みして、早速ブラチスラヴァ城を訪れた。(写真2)ここから市街を一望できる。(写真3)城を見学してから、聖マルティン教会やスロヴァキア国立劇場などを眺めながらホテルに帰った。
8月18日の朝8時40分に、ブラチスラヴァ駅から列車に乗り約1時間40分でトレンチーン駅に到着した。途中、老朽化した工場の廃墟が目に入ったが、チェコに比べて経済の厳しさが感じられた。駅前から丘の上に建つトレンチーン城が目に入った。(写真4)これを目印に、駅前の公園を通り抜け、市街の中心から坂道を上り、入口の城門(写真5)を通過して城に到着した。ここからのパノラマは素晴らしい。(写真6)写真の中央から左側に見える緑色のドームはシナゴーグである。城内の建物には、博物館があり、様々な展示物がある。この城を訪れた証拠に、記念サインをした。(写真7)分厚いサイン帳には、日本人のサインは僅かであった。城内には鷹が飼育されており、訪れる人達と記念写真を撮影できる。
城から降りて、市街を歩くと、ファルスキー教会(写真8)、旧市庁舎、歴史博物館など様々な景色が現れてくる。シナゴーグの近くにあるドルナー門(写真9)の展望台に登ると、市街を見下ろす景色が堪能できる。シナゴーグの前にある観光案内所の説明で、夜になるとお城がライトアップされて、駅前の公園から眺められ、更に、夏期の夜には、中世の剣劇や踊りが開催されることを知った。スコットランドのハイランドゲームズを思い出して、(注2) 1泊する余裕がなくて残念であった。$00A0名残惜しかったが、15時40分に列車に乗り、17時20分にブラチスラヴァ駅に到着した。サマータイムで市街は明るかったので、駅から歩いて南下し、大統領官邸を訪れ、更に南下してミハエル門を通過して中心市街を眺めながらホテルに帰着した。
8月19日の朝は、出国、乗船手続きに時間がかかるので、9時20分の乗船であったが、1時間前にはオソブニー桟橋に到着すべく、早目にホテルを出発した。トラムのレールに沿って行けば確実に行けたのだが、途中で近道を発見して、知らぬ間に道が曲がっているのに気が付かず、一回転して大回りをする羽目になった。道を尋ねても言葉が通じず、地図を見せても桟橋を利用する人はいなくて閉口したが、やっとトラムのレールに辿り着いて救われた。帰国後、デジカメの写真をPCに保存して、聖エリザベス教会が写っているのに気付いて、どの様に道に迷ったかほぼ判明した。それにしても、ドナウ川が増水して、ブダペストに行く乗船時間が遅延したのは幸運であった。
注1:クラスブログ2010-02-01「チェスキー・クルムロフ城」
2010-03-11「カルルシュテイン城」
2012-09-16「ハンガリー建国記念日」
注2:クラスブログ2012-06-11「ハイランドゲームズ」
2010-03-11「カルルシュテイン城」
2012-09-16「ハンガリー建国記念日」
注2:クラスブログ2012-06-11「ハイランドゲームズ」
2016年2月1日 記>級会消息
写真4のトレンチーン城はユニークな外観のしゃれた雰囲気の城ですね。大橋君の油絵でこの城を再見したいものです。スコットランドのハイランドゲームズのこと、すっかり忘れていたので、このブログの2012年6月11日号に掲載された「大橋レポート」をチェックして見ました。こういうことが簡単にできるのが、このブログのよいところかと思いました。
コメント by 武田充司 — 2016年2月1日 @ 22:57
写真4 のトレンチーン城を評価していただき有難うございます。実は、欲張って写真8 をもとにした油絵を描きましたが、主役が城と教会に2分され、失敗作になりました。城だけに焦点を合わせ作品にすれば良かったと反省しています。昔のブログまで見ていただき感激しています。私自身も、昔の記憶が段々薄れてきているので、親戚の若い人達が将来旅行する時の参考になればと思っています。
コメント by 大橋康隆 — 2016年2月2日 @ 22:22