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  • 合唱団との合同演奏会(14年12月)/納所一晴@クラス1955

     私の所属している「小平市民オーケストラ」では恒例として2年に1回のペースで年末に合唱団との合同公演を行っており(前回2012年はヘンデルの「メサイア」の抜粋を合唱団と共演)、今年12月はロッシーニ作曲の「スターバト・マーテル」を演奏いたします。

     「スターバト・マーテル」は、前々回2010年の合唱団との共演で、ドヴォルザーク作曲の「スターバト・マーテル」の抜粋を演奏いたしましたが、今回はロッシーニ作曲のスターバト・マーテル」の全曲を抜粋なしで演奏いたします。
     2010年の「スターバト・マーテル」(Stabat Mater、「悲しみの聖母」)演奏会の案内のときにも紹介しましたが、歌詞は
    ヤーコポーネ・ダ・トーディ (Jacopone da Todi) の作とされており、題名の「スターバト・マーテル」は、歌詞の最初の1行
    (Stabat mater dolorosa、悲しみの聖母は立ちぬ)を省略したものです。
     この歌詞には中世以来、西洋音楽の多くの作曲家が曲を付けており、ロッシーニ、ドヴォルザークのほか、ヴィヴァルディ、スカルラッティ、ペルゴレージ、ハイドン、シマノフスキ、プーランク、ペンデレツキ等々による作曲が有名であり、現代に至るまでに400人以上の作曲家が継続的に作曲され続けているとのことです。
     以下に演奏会の概要を記しておきます。
    2014こだいら合唱団・小平市民オーケストラ演奏会
    2014年12月14日(日) ルネこだいら大ホール
    14:30開場 15:00開演
    指  揮:野崎 知之
    管 弦 楽:小平市民オーケストラ
    合  唱:2014こだいら合唱団
    2014スターバト・マーテル(54%).jpg
    パンフレット表紙
    独  唱:大隅 智佳子(ソプラノ)
         相田 麻純(メゾソプラノ)
         大澤 一彰(テノール)
         久保田 真澄(バス)
    合唱指導:藤井宏樹、間谷 勇、安富貴代子
    曲  目:ウェーバー作曲 歌劇「魔弾の射手」序曲
         ロッシーニ作曲 スターバト・マーテル(全曲)
    料  金:1,500円
     指揮者の野崎知之氏は、早稲田大学を経て桐朋学園大学卒業、研究科を終了された方で、2001年9月にイタリア・ベスカーラで行われた第6回マリオグゼッラ国際指揮者コンクールで入賞されました。
     ソプラノの大隅智佳子氏は、東京藝術大学声楽科を首席卒業され同大学院修士・博士課程終了、学位取得。安宅賞、松田トシ賞、アカンサス音楽賞などを受賞され、現在二期会会員として活躍されています。
     メゾソプラノの相田麻純氏は、東京藝術大学声楽科卒業、同大学院修士課程および博士後期課程の音楽研究科オペラ専攻を終了し、博士の学位を取得。在学中に安宅賞、アカンサス音楽賞および同声会賞などを受賞され、イタリアのパルマ音楽院にも留学されています。
     テノールの大澤一彰氏は、東京藝術大学卒業後、ローマで研鑽を積まれ、第44回日伊声楽コンコルソ第1位、第1回ルーマニア国際コンクール声楽部門第1位などを受賞され現在二期会会員として活躍されています。
     バスの久保田真澄氏は、国立音楽大学卒業、同大学院終了。第62回日本音楽コンクール第3位入賞され、ロッシーニのオペラ作品に多数出演され、高い評価を得られています。また、現在国立音楽大学準教授として後進の指導にも携わっておられます。
     合唱指導の藤井宏樹氏は、東京藝術大学音楽部声楽科を卒業され、全日本合唱コンクールなどの審査員も歴任され、現在合唱人集団「音楽樹」副代表幹事、東邦音楽大学特任準教授、JCDA日本合唱指揮者協会会員などを務められておられます。
    2 Comments »
    1.  このブログを公開したのは、11月16日です。その前日(11月15日)に納所兄はご逝去されました。
       このブログの原稿をメールで受信したのは11月13日です。投稿のお礼のメールに対する返事のメールを13日の夕方に再度受信。更に14日にも納所兄から、1通メールを受信しています。 そのように元気だったのに急逝されたと11月25日に訃報を受け取ったときには本当に吃驚しました。公開されたこのブログ記事を見ていないのです。
       改めてお悔やみ申し上げます。

      コメント by 高橋 郁雄 — 2014年11月29日 @ 11:54

    2. 突然の書き込み失礼します。
      昨日、演奏会は無事に終わりました。素晴らしいソリスト、合唱団、オーケストラ、そして、合唱指導の先生方、主催の財団の強力なサポートにより、素晴らしいコンサートになりました。ここに報告致します。
      毎回欠かさず練習に出られている納所さんが11月16日、無断でお休みされ(初めてのこと?)、心配していたところに、突然の悲報を受け、とても驚きました。亡くなられる前の週まで、元気に練習に出られ(このオーケストラには10年以上在籍なさって、ほぼ欠かさず練習に出られていたとのことです)、今回のコンサートを非常に楽しみにしておられる様子でした。
      こちらの書き込みを拝見して、改めて、そう感じるとともに、何と言えない気持ちになりました。
      オーケストラは、今回、コンサートの冒頭に納所さんを追悼し、バッハのアリアを演奏しました。私は演奏中、涙が止まらなくなってしまいました。
      心からお悔やみ申し上げます。

      コメント by 野崎知之 — 2014年12月15日 @ 10:29

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