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  • 投稿の題に悩む/寺山進@クラス1955

     本ブログもいよいよ本格的に佳境に入ってきた。前編集長がタテ糸に据えた斎藤兄の「科学博物館」の話は素晴らしいの一語につきる。面白くて為になる。


    そのうちに青少年向けの優良図書として、出版社から声がかかって来るのではないかと期待している。ヨコ糸が又多士済々である。映像のプロ、大曲・森山両兄。大橋画伯。音楽の納所兄、俳句の鷹野、井村両兄、等々。その他諸兄の評論にしても、旅行記にしても玄人はだしである。

     新編集長から投稿の依頼があった。そこで投稿の題を考えてみた。前編集長は「その気になれば題なんか何処にでもある」と言われているが、なかなか難しいものである。
     本来はヨコ糸どころか屑糸程度の私が投稿するのは、厚かましいのかもしれない。しかし、投稿先は有料の雑誌ではなく同級生のブログなのだから、玉石混交でも良かろうと思う事にした。級友のなかにはひょっとすると、私と同じように思っている人もいるかもしれない。屑糸でもどんどん投稿しましょう!

     ところで新編集長は、級友の役に立つような生活情報を歓迎する、と言われ幾つか例をあげられた。そこでこのサジェスチョンに沿って検討してみた。
    『私の健康法』  特に何もしていない。しかしお蔭さまで健康である。健康診断各項目の評価は殆どAなので、検査結果の数値の意味どころか数値自体も全く覚えていない。又常時服用している薬もない。健康法を強いて言えば、時々家内と一緒に早朝ウオーキングをしている。10キロ程度なら二時間少々で歩く。
    『私の闘病記』  なにしろ、入院どころか内科や外科の診療を受けた事もない。唯一健保のお世話になったのは白内障の手術だけで、これも日帰りですんだ。歯科には大分お世話になったが、保険外の支出が桁外れに多かった。健保は一生の通算で莫大な損失だが、健保で損するというのは有難い事なのであろう。
    『定年後の趣味』  全くの無趣味である。米国のビジネス・エリートのパーティーでは、趣味の話題になる事が多い。政治と宗教の話はご法度で、仕事の話をオフィスで済ませていると他に話のネタがない。私は天邪鬼だから”What’s your hobby ?”とか聞かれたら“Nothing at all.”と答える事にしていた。相手が青二才ならキョトンとして青い目を剥いてくるけど、多少旅慣れたのになると、ニヤッと笑って、「日本人はそれですむから、羨ましいなぁ」などと言う。・・・その辺から向こうのエリートの苦労も分かってくる。
    『定年後の仕事』  つまらん雑用で結構時間は潰れるけど、仕事と言えるようなものは一切していない。
    『現在の生き甲斐』  全く何が生き甲斐なのだろう。自分でも不思議なくらいである。せめて少しでも長生きして年金を出来るだけ回収し、「後期高齢者」になって又もや増額した分も含め、何十年に亘って払い続けた健保など保険料や税金の埋め合わせをするくらいか・・・
     このように題が見つからず悩んでいる内にページが埋まってきた。今回はこれで勘弁して頂くが、さて次回はどうするか。新編集長や賢明な諸兄のアドヴァイスが欲しい。

    4 Comments »
    1. 来年のことを言うと鬼が笑うか丑が笑うか知らないけど・・・。
      来年秋、このブログの1周年を記念して幾つかの賞を設定しようかと思案中。もし実現できれば、その「ユーモア賞」(予定)の筆頭候補にノミネートされること間違いなし。(^_^)

      コメント by 大曲 恒雄 — 2008年11月17日 @ 09:27

    2. この一文、良く書いて下さったと何かホッとした気持ちで拝見した。齢70歳も後半になると、誰もがそう恰好良い事ばかりでは無いでしょう。
       勿論立派な活動や新しい体験でブログを華麗に織るのは一番だが、また違った色が加わると模様にもぐっと深みが出る。
       英語に”Shrug the shoulders”なる表現がある。今私に何か良い事をしているかと訊かれたらこんな答になると思うが、若しかして無意識でも些細な善事をしているかもと自分を慰めている。
      急がないからこの続編を期待しています。

      コメント by 小林 凱 — 2008年11月20日 @ 22:01

    3.  大曲前編集長に面白がって頂けたのは、光栄の至りです。太田兄の数式を駆使した論文の直ぐ後で、対照的になってしまいました。
       小林兄の「何か良い事」、健康に良い事ならお勧めです。社会的に良い事ならば・・・貴兄などは既に充分過ぎる位、社会に貢献して来ています。これ以上善事をする必要は無いというのが私の考えです。勿論、悪事を勧めているわけではありません。

      コメント by 寺山 進 — 2008年11月22日 @ 08:34

    4. 寺山 進くん
      県立小田原高校の柏木先生のクラスで同級だった男。 東大、航空宇宙学科を一年遅れで卒業した石井孝雄です。(会員のみな様、非電気工学科卒者の闖入を何卒ご容赦ください)
      或る事項についてインターネット上で情報を検索しておりましたら、「でんきけい 寺山進」なる項目が目にとまりましたので、「アレっ、これはひょっとして・・・・・・・」と、それを手繰りましたら、「東大 工学部 電気工学科 1955年卒業」の寺山進氏にたどりつきましたので、小田高でのあの貴兄に間違いなしと確信しました。 
      枯淡の心境をつづった貴兄のエッセイ、「時差ボケと老人ボケ」&「料理事はじめ」を、身につまされつつも面白く拝読させてもらいました。  毎朝欠かさずに散歩をされて、医者要らずのお元気さ、何よりです。 小生、横浜市の西はずれ(青葉区)にある国立遊園地「こどもの国」の入口付近に住んでおります。
      失礼しました。では、好き新年を迎えてください。
      石井孝雄

      コメント by 石井孝雄 — 2008年12月24日 @ 15:36

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